
専用の道具を使って山楂丸を作る小学生たち(撮影・範麗芳)。
6月1日の「国際子供の日」を前に、山西省の中医薬大学中医薬博物館では5月27日、中医薬文化体験イベントを開催した。参加した小学生たちは、真鍮製の器具を用いてカンカンと音をたてながら生薬を潰し、乾燥させたハッカの葉を薬研で粉末にすると、あたりには爽やかなハッカの香りが漂っていた。中国新聞網が伝えた。
生薬の加工処理は、奥深い学問と言える。昔の中医薬専門店には、生薬を加工するための様々な道具や器具が並んでいた。そして、中医薬を作る職人は毎日、そこで生薬を潰し、粉末にし、さらにふるいにかけ、大小さまざまな生薬を細かく、均一な粉末にしていた。こうして、「一粒の丸薬が衆生を救う」逸話が次々と生まれていった。

薬研を使って生薬を粉末にする小学生たち(撮影・範麗芳)。
今回のイベントでは、太原市小店区光明小学校の3年生が食欲を促進し、消化を助ける作用がある「大山楂丸」を手作業で作るという無形文化遺産にも指定されている技術を楽しく体験。「大山楂丸」を一つひとつ、同じ大きさの粒に仕上げていた。
「全国中医薬文化宣伝・教育拠点」に指定されている同博物館には、中医薬関連の各種器物を7000点以上収蔵し、中医薬の標本1万8000点以上が保管されている。劉潤蘭館長は、「こうしたイベントを通して、ここに並べられている瓶や缶の中の中医薬を人々の暮らしに溶け込ませ、昔の字で書かれた古書の内容に息を吹き込みたい。中医薬に関する知識を普及させるためには、小さい子供たちから広めていくべきで、彼らに中医薬は私たちの暮らしと密接な関係があることを知ってもらいたい」とした。
イベントの終盤には、小学生たちは中医薬とミルクティーをコラボさせた「爻茶」も味わった。そして、自分たちで作った香り袋と山楂丸を土産として持ち帰っていった。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年5月29日