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どこに行ったか一目でわかる「アライバル写真」撮影が中国の若者の間で人気に

17:01, May 29, 2026 

「アライバルビザ」は本来、到着した空港や国境の入国審査カウンターでその場でビザを申請・取得できる制度を指すが、中国の若者の間では最近、旅行先で有名な観光スポットなどに行って、どの都市に行ったか一目でわかる写真や動画を撮影するという意味で使われるようになっている。中国新聞網が伝えた。

「00後(2000年以降生まれ)」の旅行好きな張天さんのスマホには、様々な都市で撮影した「アライバル写真」がたくさん保存されている。そして、「一種のセレモニー感。どれも、最高の撮影スポットで撮影した写真だ。せっかく行ったのだから、他の人が見ても、どの都市に行ったのか一目でわかる写真ぐらい撮影しないと。切手を収集するような楽しさがある。『アライバル写真』は、単に観光スポットで撮影した写真より面白く、その都市特有のユーモアやロマンチック込められている」と話す。

2026年5月16日に撮影された中央電視台本部ビル(CCTV)本部ビル(撮影・趙雯博)。

2026年5月16日に撮影された中央電視台本部ビル(CCTV)本部ビル(撮影・趙雯博)。

安徽省の安慶師範大学・伝媒学院の蔡小華准教授は、「『アライバル写真』は、文化的アイコンの一種になっており、短期間のうちに流行し、高い話題性を生み出している。若者は元々、ネット上のポップカルチャーに敏感であるため、積極的にそれを吸収する」との見方を示している。

「アライバル写真」の流行は、人気観光スポットに長蛇の列ができていることに直接反映されている。労働節連休(5月1-5日)後には、ソーシャルメディアで「並んだ時間は3時間、撮影時間は1分」というお約束のネタが話題になった。例えば、四川省阿壩(アバ)蔵族羌(チャン)族自治州にある四姑娘山は、雪山の頂上で朝日を見るために早朝から山登りをする観光客で大混雑。標高約5000メートルの位置で、頂上で写真を撮影するために、1時間以上並ばなければならないほどの人気となった。

「アライバル写真」は、経済効果ももたらしている。内蒙古(内モンゴル)自治区の烏蘭哈達(オラーンハダ)火山景勝地では、宇宙服を着たたくさんの観光客で賑わっている。2025年、同景勝地を訪問した観光客は延べ434万8000人に達し、観光収入は34億7000万元(1元は約23.5円)に達した。

「簪花圍」で飾り立て、ドアの前で笑顔でポーズを付ける外国人観光客(撮影・李昌乾)。

「簪花圍」で飾り立て、ドアの前で笑顔でポーズを付ける外国人観光客(撮影・李昌乾)。

さらに、「アライバル写真」の流行の波は晋江が泉州湾へと流れる河口に位置する福建省の蟳埔村にまで押し寄せている。蟳埔村の女性が髪を後ろで巻貝のような形に結い上げて、その真ん中を動物の骨製の簪で固定し、その周りをモクレンやツバキ、菊の花を挿して飾る「簪花圍」という風習が人気となり、それを体験しようと、観光客が押し寄せている。2025年、蟳埔村を訪問した観光客は延べ930万人、観光収入は20億元に達し、蟳埔村とその周辺の消費を70億元以上押し上げた。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年5月29日