貴州省銅仁市は同省北東部に位置し、山と川が調和した秀麗な景観で知られる。
武陵山脈の主峰・梵浄山は2018年に世界遺産に登録され、中国にとって53番目の世界遺産、13番目の世界自然遺産となった。ハイイロシシバナザル(黔金絲猴)が山野を跳躍し、モミの木が雲の間から見え隠れするこのグリーンなエコ空間は、野生の動植物の楽園で、緑色は自然から与えられた銅仁の「ベースカラー」だ。

雲と霧に包まれた世界自然遺産の梵浄山景勝地(撮影・常沙)。
秀でた山と清らかな水が良質の茶を育む。同市江口県は標高が高く、雲や霧に包まれる日が多く、日照時間が少ないという良質の茶葉を生み出す自然環境がそろっている。2025年12月現在、同市には約5667ヘクタールの梵浄抹茶コア基地が建設された。
銅仁産抹茶は今や大規模な産業チェーンを構築し、同市には世界最大の抹茶専用加工場がある。ここで生産される抹茶は茶飲料、焼き菓子、スナック菓子など各方面に幅広く応用され、幅広い消費者に抹茶独特の風味を提供している。

江口県太平鎮の七姉妹茶園(撮影・常沙)。
2025年の銅仁産抹茶の生産販売量は2500トンに達し、輸出量は中国国内1位、世界2位だった。
「中国抹茶の都市」として、銅仁では鮮やかな緑の山間に爽やかな茶葉の香りが漂い、その香りは南西の山々を越え、全国津々浦々へ、世界各地へと広がっている。(編集KS)

土家(トゥチャ)族が暮らす雲舎村の様子(撮影・常沙)。
「人民網日本語版」2026年7月23日