航空機には、充填材料としてなんと「紙」が大量に使用されている。
山東省煙台市黄渤海新区にある泰和新材集団股份有限公司の展示スペースで、スタッフがひとかたまりの「綿毛」を手に取ってライターであぶると、「綿毛」は黄色っぽくなってから黒く変色したが、炎は出なかった。ライターの火を消すと「綿毛」の燃焼もすぐに終わった。
同集団傘下の煙台民士達特殊紙業股份有限公司の牛文彬副社長は、「これはアラミド繊維で、これを使って製造されたアラミド紙には高い強度、耐熱性、絶縁性、耐腐食性、難燃性などの特徴が備わり、航空宇宙、鉄道交通、新エネルギーといった分野で幅広く応用されている」と説明した。

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かつてアラミド紙は価格、生産量、さらには品質までもが、海外メーカーの意向に左右されていた。中国国内の多くの分野がアラミド紙を必要としていたが、売り手側の言い値で買うしかなく、生産コストの100倍以上の価格を支払ってなんとか入手していた。
海外メーカーの独占状態を打破するため、同集団は2004年にアラミド紙研究開発チームを立ち上げ、試行錯誤と最適化を繰り返した末、07年にアラミド紙生産ラインの稼働にこぎ着けた。
同社営業部の柳東京部長は、「今や民士達はアラミド紙で、ABBやシーメンス、シュナイダーエレクトリックなど業界大手のグローバル認定サプライヤーとなり、中国内外のユーザーから評価されている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年8月12日