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94歳の男性が43時間列車に乗り西蔵へ一人旅

チケットや宿の手配も全て自分で、旅行計画はAIで

16:35, October 20, 2026 

94歳の男性・譚さんが最近、江蘇省無錫市から一人で列車で43時間をかけて数千キロ離れた西蔵自治区拉薩(ラサ)市に行って旅行を楽しみ、ネット上で大きな話題になっている。譚さんの気力と活力を、多くの人がリスペクトしているほか、羨望の眼差しで見ている。

原籍が広東省の譚さんは1954年に交通大学に進学し、卒業後は江蘇省南京市で就職した。妻は同省無錫市出身だったため、譚さんは南京と無錫をしばしば往復していたといい、定年退職後は無錫で暮らしている。

譚さんは若い時から旅行が大好きだったが、就職して結婚してからは忙しく、旅行に出かける時間はほとんどなかったという。定年退職した後は時間ができたため、若い時に好きだった旅行にまた出かけて、祖国の大自然を見て回るようになったという。

そして、そんな中国全土を巡る旅行において、今回の西蔵が最後の目的地となった。

94歳と高齢であるため、旅行会社のツアーに参加するのは難しい。そこで、譚さんは自ら荷物を詰め、一人旅をすることにしたという。新疆への旅行を終えて、しばらく休んで体調を整えると、再びこの特別な締めくくりの旅へ向かった。

10月10日に、無錫から出発した譚さんは、列車に43時間揺られ、12日に拉薩に到着。「ここ数日で、布達拉(ポタラ)宮や大昭寺といった観光スポットを観光した。体調は良く、高山病の症状は出ていない」と話す。

自分でスマホを操作してホテル予約からタクシー呼び出しまで、AIアシスタントも活用

驚きなのは、94歳の譚さんがスマートフォンを使いこなしている点だ。自分でスマートフォンを操作して、鉄道アプリ12306でチケットを買い、アプリを使ってホテルを予約し、タクシー配車アプリを使ってタクシーに乗り、AIツールを使って観光地を事前に調べ、ルートを決めてスケジュールを立てているという。

西蔵の一人旅には、家族全員から体力的に無理なのではないかと反対されたというが、譚さん自身は全く心配していなかったという。そして、「30‐40時間も列車に乗って旅行に行くのは、初めてではないから」と話し、「なぜ家族が同行しなかったのか?」という質問には、「同行したくなかったわけではなく、家族も高齢で長旅には耐えられないから」とした。

譚さんは、「拉薩の旅を終えたら、今回の中国全土を巡る旅も終わる。でも、これでもう旅行しないというわけではない。次は、中国の発展に特色がある地域に行ってみたい。例えば、先月開通した平陸運河を見に、広西壮(チワン)族自治区に行ってみたい。また、安徽省合肥市の変化も大きいと聞いているので、昔と今ではどう違うのか見に行ってみたい」と話す。

拉薩の文化観光当局が譚さんをサポート

拉薩の文化観光当局は譚さんの一人旅の件を知り、譚さんと連絡を取り、「西蔵博物館や羅布林卡(ロブルリンカ)などに行きたい」という希望を知ると、職員がすぐに予約を入れ、観光にも付き添ったという。

ここ数日、拉薩を観光している譚さんは、観光スポットを次々に見回るスタイルよりも、路線バスやタクシーに乗って、街の中を巡り、この高原都市の味わい豊かな雰囲気を没入型で体験することを好んでいる。拉薩の観光スポットの職員や、一般市民はとても親切で、譚さんは「心温まる、素敵な都市」と感じているという。

拉薩の文化観光当局の職員は今後、譚さんが西蔵の地方劇・蔵戯を観賞したり、拉薩の美しい風景をのんびり楽しんだりできるよう、引き続き同行する計画という。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年10月20日