「武漢の会社が従業員の親に毎月『親孝行手当て』支給」というハッシュタグが付いた話題が最近、中国のネット上で検索のトレンド入りしている。
16年前から従業員の親に「親孝行手当て」を支給してきた武漢の会社
現時点で最高額は毎月1600元
メディアの報道によると、湖北省の武漢長盈通光電(以下、「長盈通」)で約8年働いている技術者の劉林さんの母親・向彩珍さんの銀行口座には、「親孝行手当て」として、会社から毎月700元(1元は約23.7円)が振り込まれている。そして、劉さんの勤続年数が満8年になると、その手当ては1ヶ月当たり800元に増えるという。向さんは親戚や近所の人に、「息子の給料日には、私にも給料が振り込まれる」と誇らしげに話しているという。

毎月銀行口座に振り込まれている「親孝行手当て」を見せる技術者・劉林さんの母親・向彩珍さん
同社の鄺光華副総裁によると、「親孝行手当て」制度は、2010年に会社が設立されてしばらくして打ち出された。正社員は入社して満1年になると、父親か母親のどちらかが「親孝行手当て」を受け取ることができ、1ヶ月100元からスタート。勤続年数が1年増えるごとに、手当ても月100元増え、上限はない。個人所得税は会社が代わりに納めてくれる。現在、従業員約600人の親たちが毎月手当てを受け取っている。会社が設立された時から働いている従業員の親は最高額となる毎月1600元を受け取っている。
今年支給された「親孝行手当て」は総額約300万元で、企業の経営状況が厳しい時も、手当てが減額されたことは一度もないという。
「親孝行手当て」を打ち出した理由について、鄺副総裁は、「創業者の皮亜斌は親を非常に大切にしている人で、従業員の『仕事と親孝行を両立できない』という負担を少しでも軽くしたいと考えた。従業員は忙しく働いているので、両親と一緒に過ごす時間はあまりない。そこで、勤続年数に合わせて『親孝行手当て』を支給し、従業員の親の口座に直接振り込むことにした。そうすることで、従業員の親は毎月楽しみができるし、支給額が増えるのを見て、自分の子供が会社でよく頑張っていることを感じることができる」と説明する。
「親孝行手当て」の支給は、従業員やその家族から高く評価されているだけでなく、求職者からの関心の的にもなっている。この手当てのために求人募集に応募する人も多いほか、従業員も積極的に親せきや友人に同社を紹介しているという。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年10月21日