国家知的財産権局の申長雨局長は24日に開かれた国務院新聞弁公室の記者会見で、「中国の人工知能(AI)分野は良好な発展傾向を示している。世界知的所有権機関(WIPO)の報告書によると、中国は世界最大のAI特許保有国になっており、全世界におけるシェアは60%に達している」と述べた。
申氏によると、国家知的財産権局は近年、AIの新分野、新業態、新モデルの発展のニーズに積極的に対応し、AI分野における知的財産権制度のイノベーションを深く推進し、AI技術の発展と産業の発展に強力な制度的支援を提供してきた。これには「特許審査ガイドライン」の適時改訂や「AI関連発明特許出願ガイドライン」の発表が含まれており、AI特許出願の主体、保護対象、審査基準などの注目点に積極的に対応し、問題解決を図ってきた。
また、AI重点分野に焦点を当て、関連する特許出願に対して迅速な審査サービスを提供し、「DeepSeek」(ディープシーク)などの関連商標の不正登録行為を厳しく取り締まり、知的財産権保護を持続的に強化することで、AI分野のテクノロジーイノベーションを守っている。同時に、AI技術の知的財産分野における応用を加速させ、知的財産業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)とAIの高度化を推進し、知的財産ガバナンスの効率を持続的に向上させている。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年4月25日