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習近平国家主席が第32回APEC非公式首脳会議で重要演説

16:37, October 31, 2025 

第32回アジア太平洋経済協力(APEC)非公式首脳会議(セッション1)が31日午前、韓国・慶州HICOで開催された。習近平国家主席が会議に出席し、「普遍的に恩恵をもたらす包摂的な開放型アジア太平洋経済の共同構築」と題する重要演説を行った。新華社が伝えた。

習主席は「APECは設立以来30年余り、アジア太平洋地域を世界の開放的発展の前列へと導き、アジア太平洋が世界経済で最も活力ある地域となる後押しをしてきた。現在、世界は百年間なかった大きな変化が加速度的に進行し、アジア太平洋地域の発展は不安定化要因や不確実性が増している。風が強く波が激しいほど、同舟相救う必要がある。各国は、経済成長の促進、人々の幸福の増進というAPECの初志を堅守し、開放的な発展の中での機会の共有、ウィンウィンの実現を堅持し、普遍的に恩恵をもたらす包摂的な経済のグローバル化を推し進め、アジア太平洋共同体を構築する必要がある」と指摘。

その上で、(1)多角的貿易体制の共同維持(2)開放型地域経済環境の共同構築(3)産業チェーンとサプライチェーンの安定性及び円滑性の共同維持(4)貿易のデジタル化及びグリーン化の共同推進(5)普遍的に恩恵をもたらす包摂的な発展の共同促進--を提言した。

習主席はまた「中国は常に対外開放という基本国策を堅持し、実際の行動によって開放型世界経済の構築を後押ししている。中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(四中全会)は第15次五カ年計画(2026~30年)の策定に関する提言を採択した。中国はこれを契機に、さらに全面的に改革を深化させ、高水準の対外開放を揺るぎなく拡大し、中国式現代化の新たな成果によってアジア太平洋及び世界に新たな機会を絶えず提供していく」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年10月31日