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1953年に第1次五カ年計画(1953~57年)が始まり、2026年には第15次五カ年計画(2026~30年)がスタートした。この70年以上に及ぶ時間は、「中国の奇跡」と言われる五カ年計画の発展の歩みを伝える「証人」であり、「五カ年計画を打ち出した国々の中で中国だけが今も計画を一貫して推進し続け、成果を上げられたのはなぜか」という世界の疑問に答えている。人民網が伝えた。
何事も予見性を持って覚悟を決めてこそ、成果を出すことができる。英国放送協会(BBC)の観察によれば、20世紀から21世紀へと移り変わる時期に、中国はすでに新エネルギー自動車や太陽光パネルなどのグリーンテクノロジーに取り組み始めていた。西側の政界が気候変動の重要性を認識し始めた頃、中国はすでにグリーン産業に大量の資源を投入していた。今や、中国が再生可能エネルギーと電気自動車の分野をリードしていることはほぼ議論の余地のない事実だ。
このような「計画を一貫して推進する」揺るぎなさは、中国共産党中央の集中的・統一的指導が果たす中核的な役割――外部環境や短期的な変動に左右されず、方針を堅持することによってもたらされたものだ。ノーベル経済学賞を受賞した米国のロバート・エングル氏が評したように、「中国が次世代のために五カ年計画を立てている時、米国は次の選挙のことしか考えていなかった」のである。
中国の計画は誰のためのものか。「天下は公のものであり、政治は民のためにある」。五カ年計画の「小さな目標」を一つ一つ達成する中で、外から見て貧しく遅れた国だった中国は、今や「世界の成長の原動力の源」へと変わった。中国の人々が食後のくつろいだ時間に話題にするのは、かつての「お腹いっぱい食べられ、着るものに事欠かないか」という最低限の暮らしを維持するための話題から、「電気の時代・通信の時代の到来」の話に移り、さらには「ロボット介護」や「新エネ車の選択」などへと変わっていった。西側が観察したように、「今日の中国は、1970年代の人々が思い描いた最も大胆な想像さえ超えている」。
第15次五カ年計画綱要を見ると、社会全体の研究開発(R&D)費支出の年平均増加率を7%以上、都市部調査失業率を5.5%以下にし、平均寿命を80歳に延ばすという目標が提示されている。科学技術の難関攻略では、人工知能(AI)、量子科学技術、生命科学に焦点が当てられた。新興産業では、エンボディドAI、新型電池、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)、宇宙航空をめぐり配置を進めるとしている。こうした「上に向かってブレークスルーを遂げる」ハイレベルの目標を掲げると同時に、それを支え、「下に向かって根を下ろす」ような、人々の暮らしに対する思いやりを体現する指標も掲げられている。
中国の発展はどこに向かうのか。「自分が立ちたいと思えばまず人を立て、自分が立ったなら天下に貢献する」。中国の発展は常に世界に開かれている。海南自由貿易港、国際定期貨物列車「中欧班列」、「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設など、中国は「世界が良くなって初めて中国も良くなる。中国が良くなって初めて世界はもっと良くなる」という基盤のロジックを行動によって実践してきた。
第1次五カ年計画から第15次五カ年計画まで、掲げられた数字の変化は発展の歩みを物語っている。そして各五カ年計画に共通する変わらないロジックは、「長期的な視点に基づく揺るぎなさによって、着実に一歩ずつ進み、天下は公のものであるとの心構えで、世界と共に進んでいく」という中国の知恵の本質を伝え続けている。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年3月24日