「一帯一路」ニュースネットワーク

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中日大学生が「結婚観」をテーマにリモート対話

雲南省人民対外友好協会によると、日本と中国の大学生が交流する「第3回中日大学生対話会」がこのほど、リモート形式で開催された。中国の雲南省や吉林省、湖北省の大学生が、日本の東京都、京都府、宮城県、大阪府、兵庫県の大学生とオンラインで集い、「中日の青年の結婚観の相違点」などをテーマをめぐり、意見をたたかわせ、親ぼくを深めた。中国新聞社が報じた。

対話会では、中日の大学生が、理想の結婚相手をどのように選ぶか、結婚が先か、仕事の安定が先か、結婚後の生活など、若者が注目しているテーマをめぐって意見を交換し、中日の青年の結婚観の相違点について語り合った。

「同じ」点を見てみると、結婚相手選びについて、両国の青年は、ルックスより、「三観」(人生観・世界観・価値観)のほうが重要という考えで一致した。仕事が安定してから結婚したほうがよく、結婚後は家庭のために自分を調整し、努力したいという意見で一致した。

一方、その「違い」を見てみると、中国の大学生が、「剩男(結婚適齢期を過ぎた男性)」や「剩女(結婚適齢期を過ぎた女性)」になると、両親や社会から極めて大きなプレッシャーを与えられることになると考えていたのに対して、日本の大学生は、結婚するかしないか、いつ結婚するかは個人の自由だと考えていた。その他、結婚相手を選ぶ際、中国の大学生は経済力のある相手を選ぶ傾向があったのに対して、日本の大学生は経済力は重要ではなく、「三観」や趣味が合うかのほうが重要だと考えていた。結婚後については、中国の大学生が、共働きし、家事は夫婦で平等に分担することを選んだのに対して、日本の大学生は、男性が働き、女性は家庭を守るという見方が中心だった。

交流の合間に、雲南省の大学生が日本語で、東京2020五輪の応援ソング「パプリカ」を歌い、一方の日本の大学生は中国語で人気ソング「姐妹」を披露した。

中国日本友好協会の王占起副秘書長は、「今回のイベントを通して、中日両国の青年が青春の活力に満ち、友好的に、胸襟を開いて交流する姿を見ることができた。両国の青年が時代と共に前進し続け、国際的視野を広げ、中日世々代々にわたる友好の新たな推進力になるよう励むことを期待している」と語った。

日本日中友好会館の荻原芽事務局次長は、「日中大学生対話会は、日中両国の友好の未来を担う大学生に胸襟を開いて意見を交換するプラットホームを提供し、互いに理解を深め、親ぼくを深めてもらうのが狙い」と話した。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年3月23日