米国、カナダ、メキシコの3ヶ国が共同開催する2026 FIFAワールドカップ開幕まであと9ヶ月となり、「世界のスーパー」と言われる浙江省義烏市は、早くもワールドカップ特需に沸き、関連商品の売上が急速に伸びている。今年1-7月期における義烏市の対米国、カナダ、メキシコのスポーツ用品輸出額の伸びが顕著になっている。
世界最大規模の日用雑貨などの商品集積地・義烏国際商貿城のスポーツ用品エリアに足を運ぶと、多くの海外から来た貿易業者が、商機を求めて、各ブースを見回っていた。ヨルダンから来た商人・ホッサムさんによると、「ヨルダン代表は、2026 FIFAワールドカップに出場するが、ワールドカップ出場は史上初。ヨルダンではサッカー関連の商品の売上が急速に伸びている」といい、その商機を逃すまいと、商品を仕入れるために義烏市にやって来たという。
多くの業者によると、ワールドカップ開幕まであと9ヶ月あるが、今年5月、6月には、注文が続々と入るようになったという。そのため、本来なら夏は売上が伸びないものの、今年はワールドカップ特需に沸き、その頃から忙しくなっているという。
義烏市の税関の統計データによると、ワールドカップの輸出押し上げ効果が徐々に際立つようになっている。今年1-7月、義烏市のスポーツ用品、及び設備の輸出総額は前年同期比16.8%増の67億8000万元(1元は約20.7円)に達した。うち、対米国、カナダ、メキシコの輸出額が前年同期比10%増の18億8000万元に達した。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年9月15日