台湾の歌手で司会者の黄安(ホアン・アン)が今月1日、ソーシャルメディアで、台湾において地図アプリ「高徳地図」を利用できるようになっていることに驚くメッセージを立て続けに2本投稿した。参考消息が報じた。

黄安は、「これまで、台湾で車を運転する時は、アップルのスマホについているグーグルマップしか使えなかった。でも、音声は発音が悪く、『重慶北路』を『衆慶北路』と言ったり、『二段』を『二吨』と言ったりする」と投稿。
そして最近、何気なく高徳地図を開いてみたところ、ナビが使えただけでなく、提供する情報も中国大陸部で車を運転する時と全く同じで、航空写真モードに切り替えると、台湾島の各道路まではっきりと表示されたという。
黄安は、「この日を待ちわびていた」と投稿。

公開されている資料によると、黄安は台湾の新竹市出身で、原籍は福建省漳州市となっている。
黄安のメッセージの下には、ネットユーザーが「高徳地図を使うと現地の道路交通情報も見ることができる」や「2016年に台湾に行った時、高徳地図はまだ使えなかった」といったメッセージを寄せている。
百度地図や高徳地図といった地図アプリでは、2022年から台湾の各道路の名前が表示されるようになり、どこに信号があるか、各区間の混雑状況も正確に知ることができるようになっていた。
高徳地図が2024年5月に、ソーシャルコマースプラットフォーム「小紅書」の公式アカウントにアップした「自分と台湾の距離を見てみよう」というタイトルの動画を見ると、地図上でルートを検索できるようになっているのがわかる。
今年6月、あるネットユーザーが実際に試してみたところ、地図アプリが台湾で車線レベルのナビゲーション機能を導入していたほか、信号の位置まで正確に表示されるようになっていることを確認したとしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年11月6日