
社会保障カードを使ってスマート図書館で本を借りる外国人男性(写真提供:重慶市人的資源社会保障局)。
重慶市人的資源・社会保障局は今月5日、同市が先ごろ、外国籍の人材に第一陣となる「聚英カード」(Join in Card)」を発行したことを明らかにした。「外国人就労許可証」の情報と、社会保障カードを1つにした多機能カード「聚英カード」を発行することで、外国籍の人材に重慶市に長期的に居住してもらうことがその狙いだ。中国新聞網が伝えた。
「聚英カード」は政府関係の手続きや金融、医療、交通、文化観光といった分野で使用することができる「共通カード」で、中国で働く外国籍の人材の生活の利便性と帰属感を高めることを目的としている。同カードは、人的資源・社会保障当局が主導して発行し、外国籍の人材が複数の証明カードを同時に所持・携帯し、使用していた問題を効果的に解決している。

社会保障カードを使って路線バスに乗る外国人男性(写真提供:重慶市人的資源社会保障局)。
社会保障カードは、元々ある社会保障と金融機能をベースに、就職と起業サポート、職業技能トレーニング、住宅保障といった多様なサービスコンテンツが徐々に集約されるようになっている。「聚英カード」の発行で、外国籍の人材が益を受けるだけでなく、各種人材を対象とした全方位的サービス体系構築につながり、若手の人材を重慶に呼び込むための強固な下支えとなると期待されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年11月10日