旅行サイト・同程旅行が発表した「2025-26スノーシーズン氷雪ツーリズム動向報告」(以下「報告」)は、同プラットフォームのデータを基に、2025-26スノーシーズンの国内氷雪ツーリズムの動向、消費の注目ポイントを分析している。中国青年網が伝えた。
国内の氷雪ツーリズムの人気目的地トップは哈爾浜 烏魯木斉や阿勒泰などの人気度が急上昇
同程旅行の氷雪ツーリズムの人気目的地に向かうエアチケットやホテル、及びバケーションコースの予約データに基づき、「報告」は2025-26スノーシーズンの主な人気旅行先が哈爾浜(ハルビン)、瀋陽、烏魯木斉(ウルムチ)、長春、呼倫貝爾(フルンボイル)、阿勒泰(アルタイ)、斉斉哈爾(チチハル)、大興安嶺、長白山、伊犁哈薩克(イリ・カザフ)自治州になると予測している。

例年と比べると、2025-26スノーシーズンの人気旅行先はより多様化している。例えば、メジャーな旅行先である哈爾浜が引き続き高い人気となっているほか、烏魯木斉や阿勒泰、伊犁哈薩克自治州などの人気も目に見えて高まり、内蒙古(内モンゴル)自治区、甘粛省、寧夏回族自治区、山西省などのスキーリゾートと冬季文化観光アクティビティの人気も急上昇している。その他、南方エリアの高原の雪景色と北方エリアの氷と雪の景色にはそれぞれの特徴があるため、成都や麗江、六盤水を始めとする南方エリアの氷雪ツーリズム目的地の人気も目に見えて高まっている。
目的地での楽しみ方では、氷雪スポーツと氷雪文化観光が人気を二分している。10月中旬、新疆維吾爾(ウイグル)自治区阿勒泰地区の可可托海(コクトカイ)国際スキーリゾートがオープン。氷雪ツーリズムの主な目的地の人気を押し上げた。氷雪文化観光の消費も、今年の氷雪ツーリズムのもう一つの注目ポイントとなっている。哈爾浜氷雪大世界、棋盤山氷雪大世界、長春氷雪新天地を含む氷雪をテーマにしたテーマパークや景勝地が、旅行者にとって「一度は行ってみたい場所」になっている。若い旅行者の間では、雪化粧した雲岡石窟、老君山景勝地の玉皇頂と霧氷の競演、故宮の雪景色など、歴史ある建物や遺跡がある場所の雪景色が大人気となっており、冬季に旅行に出かける人々が SNSで「必ずシェアする」人気スポットとなっている。その他、査干湖の冬の伝統漁「冬捕」や内蒙古自治区の氷と雪の那達慕(ナーダム)を始めとする伝統的な民俗行事も、スノーシーズンの新たな楽しみとなっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年11月20日