中国と日本の間で締結されている協定の期限を迎えるため、東京上野動物園で飼育されているジャイアントパンダの「暁暁(シャオシャオ)」と「蕾蕾(レイレイ)」が2026年1月に中国に返還されることがこのほど明らかにされた。日本で飼育されている最後の2頭ということもあって、上野動物園には今月16日、別れを惜しむ来園者が殺到した。中央テレビニュースが伝えた。

上野動物園は16日から、パンダの観覧エリアで整列順に1人1分程度の観覧制限を採用している。16日早朝、開園までまだ1時間以上あるにもかかわらず、動物園の入り口の前には長蛇の列ができていた。そして、開園すると、パンダの観覧エリアでは、来園者を複数に分けた観覧場所に案内して入場させ、1分程度で移動する方式で観覧を行っていた。動物園は、16日から最終観覧日となる1月25日までに、17万8000人の来園者が訪れると見込んでいる。
上野動物園の鈴木仁飼育展示課長は、「暁暁と蕾蕾は上野動物園で生まれた初めての双子のパンダ。健康に育てることはとても大変だったが、私たちにいろんな意味で経験と感動を与えてくれた。本当に感謝」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年12月17日