「一帯一路」ニュースネットワーク

「一帯一路」ニュースネットワーク>>ニュースルーム

案内表示が「くどくどしい」と話題に 北京大興国際空港

15:42, December 24, 2025 

北京大興国際空港の案内表示が最近、「くどくどしい」と旅客の間で評判になっているほか、SNSなどで大きな話題となっている。保安検査員のお決まりのフレーズや、旅客がスタッフに寄せた質問などを参考にして作成されたこれらの案内表示は昨年4月から5月にかけて設置された。その表示はごちゃごちゃと文字が多いだけでなく、大きなフォントで、赤色や下線で重要ポイントが強調されている。あるネットユーザーは、「どのフレーズもちょっと北京なまりで、北京のおじさんが話しているみたい」といったコメントを寄せている。

マニュアル化された無機質なフレーズが、人情味あふれるユニークな対話になっているというのが、今回の案内表示のリニューアルの最大の特徴だ。シンプルであるものの、よく分からないこともある矢印と比べると、「秘密を教えてあげましょう」や「××がこの階でできます」というフレーズのほうがユニークで、見た人は思わずクスッと笑いそうになるため、空港のスタッフと旅客の距離もぐっと縮まる。「ここですよ」や「その通りです」の後ろにはおおきなビックリマークが付いていて、「どっちに行けばいいのだろうか?」という迷いを完全に打ち消してくれる。

こうしたフレーズの言葉遣いの変化は、都市の公共サービスが、「指示」から「コミュニケーション」へと変化していることを示しており、こうした「気持ち」の変化は、「人間本位」のサービス意識の体現と言えるほか、都市のイメージや人的・文化的魅力も高めることができる。会話のようなフレーズは、日常生活におけるコミュニケーションのようで、マニュアル化されたフレーズよりも理解しやすい。また、ユーモアの要素を適度に加えることで、人目を引くことができるほか、公共サービスの親近感を高めることもできる。

どこの地域でも、全国の人々がすぐに理解できるような表現スタイルにすることで、案内表示に現地の特色あふれる言葉を組み込むことができるはずだ。もちろん、それが効果的であるかは、利用者のフィードバックによって決まる。もし、ポジティブなフィードバックが寄せられたのであれば、今後、他のさらに多くの地域でも採用し、案内表示を地方文化の表現ツールの一つにすることもできる。

こうしたちょっと「くどくどしい」ものの人情味あふれる案内表示を、あなたは気に入っただろうか?(編集KN)

「人民網日本語版」2025年12月24日