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大忙しの病院のロボット「職員」

15:42, January 12, 2026 

首都医科大学附属北京児童病院保定病院東分院の外来ロビーで1月4日午後、「勤務中」の2台のウサギ型ロボットが、4歳の小さな患者嘟嘟(ドゥドゥ)の視線を引きつけた。嘟嘟は楽しそうに駆け寄り、画面にそっと触れると、澄んでやさしい子どもの声が響いた。「こんにちは。何かお手伝いしましょうか?」「トイレに行きたいです」「承知いたしました。こちらへどうぞ」というやり取りが行われた。光明日報が伝えた。

これらのロボットは、病院に新しく導入された「スマート案内係」だ。一般的な受診に関する質問に答えるだけでなく、最適なルートを計画し、来院者を目的地まで案内することができる。さらに賢いのは、周囲を認識して歩行者に出会うと自動で停止や回避を行い、「お通しください。ありがとうございます」という音声で礼儀正しくやり取りすることだ。

案内ロボットに加え、外来1階では高さ約1メートルの白いロボットが、あらかじめ設定されたルートに沿って安定した走行を続けている。四角いスクリーンの「頭」には、親しみやすいカートゥーン調の大きな目が特徴的だ。筆者がその1台に同行して薬学部へ向かうと、これは薬剤配送を担うロボットで、胴体には4つの収納スペースが備えられ、複数の地点へ配送できるという。約2分後、10階の腫瘍センターのナースステーションに到着した。「配送に来ました。カードをかざして扉を開けてください」という音声が流れると、当直の看護師・康佳霖さんが出てきて、職員証をかざすと扉が開いた。薬を取り出し、扉を閉めると、ロボットは向きを変えて次の目的地へと向かった。

同院の科教科職員・張娣さんによると、院内では現在、機能の異なる数十台のロボットが稼働している。案内役や配送専任のものがあり、病理検体の配送だけでも5台が稼働している。薬局と病棟、消毒供給センターと手術室の間を行き交うこれらの疲れを知らない存在が、効率的で正確な院内物流ネットワークを構築している。

同病院の畢晶副院長は、「これらのスマート機器を導入したのは、目新しさを狙ったからではない。主な目的は業務効率の向上と患者体験の改善だ。子どもが少しでも泣かずに済み、保護者の移動が減り、医療スタッフが煩雑な業務から解放され、より多くの時間を患者さんのために使えるようにしたい」と説明。

同病院のロボットには、もう一つ重要な役割がある。それが科学教育だ。河北省保定市科学技術協会は、同病院のロボット応用シーンを活用し、定期的に「科学を病院へ」科学教育イベントを開催している。現場でのデモンストレーションや体験型交流、健康科学のミニ講座などを通じ、子どもと保護者に医療・健康知識を広める。診療の過程で科学技術の温もりを感じてもらうと同時に、子どもたちの心に科学探究の種をまく狙いだ。(編集ES)

「人民網日本語版」2026年1月12日