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中国でインスタントラーメンを食べる人が減っている理由とは?

15:24, January 22, 2026 

多くの人にとって、インスタントラーメンというと、便利で簡単というのがそのイメージだろう。列車に乗っている時や寮、ホテルなど、お湯さえあれば、どこででも熱々のラーメンを食べることができる。でも、いつからか、インスタントラーメンをあまり食べなくなったという人も多いかもしれない。スーパーの商品棚には依然として並んでおり、味も変わっていないのに、なぜか、人々の生活においてインスタントラーメンが影をひそめるようになっている。

こうした変化は実は感覚的な問題ではない。世界ラーメン協会のデータによると、中国のインスタントラーメンの消費量は2020年から2023年にかけて、減少傾向にあり、463億6000万食から422億1000万食と、累計で約40億食減っている。

では、インスタントラーメンを食べなくなったのはなぜなのだろうか?

(写真著作権は視覚中国が所有のため転載禁止)

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1、デリバリーが普及

これまでインスタントラーメンの最大のメリットはその便利さにあった。しかし今は空腹を感じた時、まずはインスタントラーメンではなく、スマホを手に取ってデリバリーを注文している人がほとんどだろう。まさにこうした日常的な選択の中で、インスタントラーメンの便利さが置き換えられてしまっている。

デリバリーが利用できる場所や時間帯がどんどん増え、早朝の学校の寮や深夜のバーなど、どこにでも配達してもらえるようになっている。一方、インスタントラーメンを食べるためには、お湯を沸かさなければならず、それがかえって面倒に感じられるようになっている。

2、益々増えている便利な食品

デリバリーを注文しなかったとしても、今はレトルト粥や加熱パック付きレトルトご飯など、「便利な食品」が目に見えて増え、その選択肢が広がっている。またレトルト食品の多くは、ある意味「新型のインスタントラーメン」となっている。例えば、「熱乾麺(武漢名物のスープなし麺)」、酸っぱ辛い極太春雨ヌードルの「酸辣粉」、スパゲッティなどが、半調理、乾燥、半加工などの技術を活用して、自宅で手軽に、そしてスピーディーにおいしく食べることができるインスタントの麵料理となっている。一方で従来のインスタントラーメンの優位性はそれほど目立たなくなってしまっている。

3、高まり見せる健康志向

こうした便利な食品が増え、その選択肢が広がっていることが、インスタントラーメンの優位性を失わせているとするならば、高まりを見せる健康志向は、人々とインスタントラーメンの距離をさらに広げていると言えるだろう。「ノンフライ」と表示されていても、ほとんどのインスタントラーメンは精製された炭水化物がメインで、風味は主に脂肪分や塩分が高い付属の調味料頼り。含まれている野菜やタンパク質は限られている。時々、急場をしのぐために食べても問題はほとんどないが、普段から優先的に食べる選択肢とはなりがたい。

4、薄れるコストパフォーマンスのメリット

選択肢が広がり、健康志向が高まっているほか、その価格も人々のインスタントラーメンに対する見方を変えている。中新経緯の報道によると、2024年5月下旬、ある有名ブランドがインスタントラーメンの価格を調整した。袋麺の希望小売価格が2.8元(1元は約22.7円)から3元に、カップ麵は4.5元から5元に値上げされた。その理由は、さらにおいしくなるよう材料を変更し、コストが上昇したからだった。多くの消費者にとって、インスタントラーメンは今、自分が好きな特定の味を楽しんだり、変わり種の新商品を買ってみたりするために、たまに買う食品となっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年1月22日