中国の科学者が主導する「植物の惑星プロジェクト」が先日、正式に始動したことが、中国農業科学院への取材で分かった。このプロジェクトは、陸上植物の主要な系統の遺伝暗号(ゲノム)を解読することで、「植物の生命の樹」の全体像を描き出すことを目的としている。人民日報が伝えた。
現在、陸上植物の99%以上において高品質な参照ゲノム(リファレンスゲノム)が不足しており、これが植物の多様性、適応性、および機能的な潜在能力に関する人類の深い理解や応用開発を制限している。植物の惑星プロジェクトでは、参照ゲノムが欠落している「目」や「科」を対象にサンプリングを行い、系統ゲノム学の手法を用いて、高解像度かつ時間軸に沿った完全な陸上植物系統樹を構築する。主要な植物群間の系統関係や分岐時期を明確にすることで、完全な「植物の生命の樹」を描き出すことを目指している。
同プロジェクトは、中国農業科学院深セン農業ゲノム研究所(嶺南現代農業科学技術広東省実験室深センサブセンター)が、中国植物学会や北京大学など計49の機関と共同で立ち上げたものだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年3月10日