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頭痛持ちだった曹操には頭痛薬をお供え?若者たちのユニークな墓参り

16:43, April 08, 2026 

清明節(今年は4月5日)は先祖を祭る中国の伝統的な祭日で、先祖を偲び、墓参りをする日だ。現在、お供えの花だけでなく、手書きの手紙や手作りの品、故人の経歴に関連した品など、ユニークな品を供えて、故人を偲ぶ若者が増えている。たとえば、浙江省杭州市の西湖の湖畔にある明代に大きな軍事上の功績を残した政治家・于謙の墓に、痰がよく出る疾患を患っていたという歴史書の記載から、咳止めの薬を供えるといった具合だ。

大学生の鹿安さんは、「于謙の墓参りに来るのはこれで4回目。明代の歴史を知れば知るほど、于謙の自身を顧みることなく、ひたすら国を憂う精神に心を打たれるようになった」とする。

また名所旧跡を巡るのが好きという安徽省に住む韓茂貞さんも、北宋の宰相・章惇をリスペクトしているとし、ここ2年の間に、浙江省湖州市長興県を7回も訪れ、章惇の墓参りをしたという。

さらに、章惇に対するリスペクトから、韓さんは墓参りだけでなく、宋代の歴史にも理解を深め続けている。そして、同じ趣味の人たちと頻繁に交流しているほか、ソーシャルメディアで、章惇の家系から日常生活に至るまで紹介することで、一人でも多くの人にこの北宋の宰相を知ってほしいと考えているという。

こうしたユニークな墓参りを通じて、歴史上の人物を偲ぶ風潮は、中国各地に波及している。河南省安陽市にある曹操の墓の前には、頭痛持ちだったとされる曹操に頭痛薬が供えられ、陝西省興平市にある前漢の武将・霍去病の墓の前には、早世したこの将軍を偲んで、各種お菓子が供えられている。江西省上饒市にある南宋の政治家・辛棄疾の墓には、愛国心に満ちた彼を偲び、剣が供えられている。

浙江伝媒学院新聞・伝播学院の王潤教授は、「歴史を好む中国の若者は常にいたが、近年は、その思いを墓参りを通じて表現するという風潮が高まっている。名所旧跡と異なり、墓は人生の終着点。若者は歴史上の人物の墓参りをして、彼らを偲ぶだけでなく、歴史上の人物の人生から、今の自分の生き方を考えようとしている」と分析している。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年4月8日