日本の高市早苗首相は21日、第二次世界大戦のA級戦犯を祀る靖国神社に「内閣総理大臣」名で「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。東京裁判開廷80周年という特別な年において、高市首相が頑なに独断専行したことは、人類の良識に対する執拗な蹂躙、歴史の正義に対する公然たる冒涜、さらには第二次世界大戦の勝利の成果に対する挑発である。全世界の正義の勢力は、正義に逆行するこのような動きに対して高度の警戒を保ち、日本の戦略的方向性について冷静な判断を下すべきである。(人民日報「鐘声」国際論評)
靖国神社はかねてから単なる宗教的祭祀の場ではなく、日本軍国主義の歴史の象徴であり、事実上の「戦犯神社」である。ここに祀られるA級戦犯14名は、筆頭戦犯である東条英機、対中侵略の策動者である土肥原賢二、南京大虐殺の元凶である松井石根、真珠湾攻撃の命令者である永野修身、朝鮮人民の抗日運動への弾圧の主犯である小磯国昭などであり、いずれもアジアひいては世界の人々に対して途方もない大罪を犯した戦争責任者である。これら歴史的罪人にひれ伏して拝んだ高市首相の行為は、どれほどもっともらしい理由をでっち上げようとも、東京裁判を否定し、侵略の歴史に対する確定判決を覆し、戦犯を擁護するという、その真の意図と悪しき影響を隠し通すことはできない。
高市首相が靖国神社に供物を奉納したことで、日本の一部政治屋の抱く極めて誤った、極めて危険な右翼的歴史観が改めて露呈した。長年にわたり、靖国参拝は日本右翼勢力が軍国主義復活を推進するうえで重要な象徴となってきた。高市首相は早くも2007年に閣僚として参拝し、2014年以降は10回以上参拝してきた。この崇拝は本質的に、靖国神社の中核施設である「遊就館」が押し付ける「靖国史観」への形を変えた賛同である。靖国史観は、侵略の歴史を覆い隠すために意図的に嘘を捏造し、戦争勃発の原因を米国や英国、さらには中国の「挑発」や「圧迫」に帰し、日本による侵略戦争発動を、白人による植民地支配からアジアが脱却する手助けをし、「大東亜共栄圏」を実現するためだったと粉飾し、日本軍人の「戦功」や「武士道精神」を標榜し、宣揚する。軍国主義を美化するこのような荒唐無稽な論調は、歴史認識に対する国際社会の普遍的な共通認識に著しく背くものである。先ごろ、現役自衛官が過激な思想の影響を受け、刃物を所持して在日本中国大使館に不法侵入するという悪質な事件さえ発生した。この事件から、日本の右翼思想と歪んだ歴史観の弊害の深さと大きさが見て取れる。
現職の日本の指導者が、軍国主義の亡霊を呼び戻すこのような場に供物を奉納したことは、戦後国際秩序と国内法の制約のさらなる突破という日本右翼の戦略的企みを反映している。高市首相が公然と台湾関連の誤った発言を行って、中国の内政に乱暴に干渉。合同演習に派遣された日本の自衛隊艦艇が台湾海峡を通過し、武力を誇示し、意図的に挑発。防衛省が熊本県と静岡県にいわゆる「敵基地攻撃能力」を有する長距離ミサイルを配備。日本政府が「防衛装備移転三原則」及びその運用指針を改定し、殺傷兵器の輸出を原則容認……。しばらく前から続くこうした動きは、いずれも靖国神社への供物奉納と本質を同じくし、日本右翼の平和的発展路線からの離反をはっきりと示すものであり、本質的に全て新型軍国主義の妄動である。この勢力に引きずられる形で、日本は「平和国家」の仮面を徐々に脱ぎ捨て、再び地域の平和と安定に対する脅威となりつつある。
侵略の歴史と完全に決別することのできない日本は、いかに華麗な偽りの衣装をまとおうとも、国際社会において確固たる立場を築くことはできない。歴史を正しく認識し、受け止めることは、日本が周辺諸国と関係を発展させるうえでの政治的な基礎である。日本軍国主義が発動した侵略戦争はアジア各国に甚大な惨禍をもたらし、日本国民も痛ましい代償を払わされた。今日、高市首相ら日本の右翼政治屋が引き続き誤った歴史観に固執し、平和と正義に背く道を突き進むのならば、再び国際社会に厳しく見定められ、歴史の公正な審判を受けることになるのは必至だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2026年4月22日