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東京裁判開廷80周年、正義の裁判と未完の清算

16:37, April 29, 2026 

80年前の5月3日、極東国際軍事裁判(東京裁判)が正式に開廷し、日本軍国主義に対する「法理上の清算」が行われた。開廷回数818回、出廷証人419人、証拠4336件、公判記録4万8000ページ余り……。動かぬ証拠の数々が、反論の余地のない事実をもって、日本による侵略の犯罪行為を明らかにした。A級戦犯7人に死刑、16人に終身禁錮刑、2人に有期禁固刑が言い渡された。判決書は全文で60万字を超え、日本の中国侵略に関する記述だけでも250ページ以上に達した。人民日報が伝えた。

今日では、東京裁判に全過程を通じて関わった中国側の当事者は全て他界したが、真実が消え去ることはない。2025年末、カナダ在住の華人・段宇豪氏が米国の小規模な競売会社から、東京裁判で米国の検事補を務めたディヴィッド・ネルソン・サットンの個人的資料を入手した。2026年早春、これらの史料は中国へ戻された。サットンの日記も、最近になって収集家の鄒徳懐氏によって落札され、国内へ送られた。そこには、サットンが南京大虐殺について現地調査した際の見聞が詳細に記録されていた。これらはいずれも、歴史は遠い過去のものではなく、真実を覆い隠すことはできないということを人々に思い起こさせるものだ。

無論、我々は東京裁判が完璧なものではなかったことも直視しなければならない。法律以外の国際政治上の要因に妨害され、正義の版図には大きな空白が残った。日本の天皇は訴追を免れ、中国侵略日本軍七三一部隊は細菌戦のデータと引き換えに「免罪符」を得た。「慰安婦」制度は戦時残虐行為の独立した罪として位置づけられず、日本軍部の中枢人物や軍国主義団体の組織者の多くが法の裁きを逃れた……。こうしたことが、日本の戦時責任への反省を終始曖昧なものにし、「新型軍国主義」の芽生えと蔓延につながる禍根を残したのである。

しかし、東京裁判の歴史的意義を否定することは許されない。それは連合国による日本の侵略に対する法的清算であり、邪悪に対する正義の偉大な勝利であり、第二次世界大戦の勝利の成果を守り、国際的な公平と正義を守ったのである。

80年後の今日、我々が東京裁判を記念するのは、抗日戦争で犠牲となった烈士や無辜の同胞に対する慰霊のためだけではなく、現実への警告のためでもある。世界の構図が激変した今日においてもなお、歴史虚無主義や「新型軍国主義」がうごめいている。歴史を鑑とし、警鐘を鳴らし続けてこそ、悲劇の再演を防ぎ、人類共通の平和と尊厳を守ることができるのである。(編集NA)

「人民網日本語版」2026年4月29日