
5月に入ると、雲南省紅河哈尼(ハニ)族彝(イ)族自治州金平県鞍底郷にある中国・紅河蝴蝶谷では、1億羽以上のワモンチョウが一斉に羽化するという生命力あふれる圧巻の現象を観察することができる。今年は、ここ10年で最大規模の一斉羽化が起きており、現在はすでに観賞のベストシーズンに入り、見頃は6月中旬から下旬まで続くと見られている。

中国・紅河蝴蝶谷管理局のモニタリングによると、今年は5月上旬からチョウの一斉羽化が始まり、1日約20%のペースで増えている。ワモンチョウが森林や野原で黄金色の落ち葉が舞うように飛び回り、小川の周辺や竹林、古樹にも数え切れないほどのチョウが集まっている。そして、散策している観光客の肩に止まるチョウもおり、人とのチョウが触れ合う様子はまるで童話の世界のようだ。

中国・紅河蝴蝶谷は、雲南省南部の緯度の低い高原に位置し、標高の落差が大きく、森林率は70%。動植物資源に非常に恵まれている。そこには、中国に生息するチョウ12科のうち、11科・320種類以上が生息しており、世界でも生息するチョウの種類や生息数が最も多いエリアの一つとなっている。2023年、金平県は「中国チョウの里」の称号を授与された。

データによると、2025年、馬鞍底郷を訪れた観光客は延べ8万人で、観光収入は600万元(1元は約23.4円)に達し、住民の増収が力強くバックアップされている。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年5月22日