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三峡ダム水運に新ルート誕生へ

16:45, June 10, 2026 

第15次五カ年計画(2026~30年)期間中に着工して、建設される重要なシンボル的プロジェクトとして1件目となる「三峡水運新ルート」の起工式が6月8日に行われた。完成すれば、「長江ゴールデンルート」の通航がさらに円滑になると期待されている。新華社が伝えた。

三峡水運新ルートは、三峡プロジェクトに続いて、長江の本流において実施される水利、水運、生態系といった機能が一体となった最大の総合性プロジェクトとなっている。

三峡水運新ルートの掘削工事現場(6月8日撮影・伍志尊)。

三峡水運新ルートの掘削工事現場(6月8日撮影・伍志尊)。

8日午前10時、湖北省宜昌市太平渓埠頭の隣で、三峡水運新ルートの起工式が行われた。「着工」の掛け声とともに、拍手が起こり、「ゴォー」という機械の轟音がとどろきわたった。

工事現場から南に向かうと、運用が始まって20年以上になる5段式の三峡双線閘門がある。この閘門はすでに世界で通航量が最も多い内陸水路の閘門となっている。2011年、同閘門を通過した貨物量は1億トンを超え、19年前倒しで、設計上の最大通過貨物量に達した。2025年、三峡ダムの総合通過貨物量は1億7300万トンを超え、設計上の最大通過貨物量を大きく上回った。そのため、三峡水運新ルートの建設が急務となった。

三峡水運新ルートの掘削工事現場(6月8日撮影・伍志尊)。

三峡水運新ルートの掘削工事現場(6月8日撮影・伍志尊)。

総投資額約772億800万元(1元は約23.7円)の三峡水運新ルートは、2ヶ所で構成されることになる。1ヶ所は、すでに建設済みの三峡閘門の北側に位置し、長さ約6680メートルの5段式の双線閘門が建設される計画。工期は112ヶ月(建設計画期間12ヶ月含む)を予定している。もう1ヶ所は、葛洲ダムの拡張工事で、3号閘門を撤去して、一段閘門を2線新たに建設する計画だ。また、上流と下流の導入水路の拡張工事も実施され、工期は95ヶ月(建設計画期間12ヶ月含む)を予定している。

同プロジェクトでは1万トン級の船舶が通航できるよう設計されている。完成すれば、三峡プロジェクトは、四線閘門と船舶昇降機から構成されるようになり、総通過能力は合わせて3億3600万トンに達することになる。葛洲ダムも四線閘門で構成され、総通過能力は合わせて3億6000万トンに達する。

長江経済ベルトは11都市をカバーし、中国の約半分の人口と国内総生産(GDP)がそこに集中している。三峡水運新ルートは、長江経済ベルトにエンパワーメントし、地域の発展の新たな原動力を引き出すことになると期待されている。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年6月10日