あるネットユーザーが最近、ネット上に、「同僚のフランス人男性が上海出張のついでに、中国製のエアコンを買い、『担いで』帰国した」と書き込み、話題を集めている。中央テレビニュースが伝えた。
エアコンを買って帰った理由について、男性の同僚は、「話を聞いたところ、パリに住む男性の母親(93)は、氷を入れた冷風扇だけで暑さをしのいでいるが、それでは十分涼しくない上、室内の湿度も増すため、周囲の人々から『中国でエアコンを買って持ち帰ってきたらどうか』と勧められたのだという」と説明している。
最終的に男性は1412元(1元は約24.0円。内訳はエアコン1260元、空港での梱包代130元、欧州で使えるようにするための変圧器22元)で、エアコンを欧州に持ち帰ることに成功した。
設置が簡単で安価、かつエネルギー消費も少ない中国のエアコンは欧州で大人気
欧州は最近、記録的な暑さに見舞われており、フランスの家電店では、エアコンや扇風機の「争奪戦」が繰り広げられている。しかし、欧州の消費者がエアコンを購入する際には、その設置費用が高く、また設置に必要な様々な許可を取ることが困難であること、さらには現地の関連サービスも整備が進んでいないといった問題に直面することになる。
これらの問題に照準を合わせて市場のウィークポイントを解決するために、中国のメーカーは欧州向けに特化したエアコンを開発・生産している。設置が簡単で価格も安く、消費エネルギーも少ないという特徴が大きな注目を集め、売り切れ続出となっている。

欧州で販売されている中国製のエアコン。
広東省仏山市のある家電メーカーは、設置の難しさ、コストの高さ、ユーザー体験の悪さというウィークポイントを解決すべく、欧州市場向けにカスタマイズした取り付け工事が不要なセパレート型エアコンを打ち出した。
このタイプのエアコンであれば、欧州の一部の国の建物には外壁に室外機を取り付けられないという問題を回避できるだけでなく、高額な設置費用も不要なため、人気を集めている。

昨年、約8万台売れたこのエアコンは、今年は7月5日の時点ですでに20万台以上売れている。
その他、中国製のエアコンは消費エネルギーが少なく、価格が安いことも、欧州の消費者の間で人気となっている主な原因だ。

また、持ち運びが簡単で、様々な機能がついている各種ハンディファンも人気となっており、欧州の販売代理店が競うように仕入れている。さらに、思いがけないことに中国の伝統的な扇子の人気にも火が付いている。

扇子を取り扱って10年以上になるという劉小英さんによると、最近、欧州からひっきりなしに注文が入っていると言い、「扇子は涼しくなる『神器』であるだけでなく、ファッションアイテムとしても人気となっている」と説明する。
中国の税関のデータによると、今年上半期、中国の暑さ対策家電の輸出が大幅に増えており、輸出額は1079億1000万元に達している。それは、実力がアップグレードし、世界に進出しているメイド・イン・チャイナの縮図と言えるだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年7月21日