四川省雅安市宝興県にある四川蜂桶寨国家級自然保護区の管理センターは7月30日、標高の高い地域に設置した赤外線カメラからデータを回収・解析した結果、紅山頂三角尖地区の標高4120メートルに位置する高山の岩礫地で、野生のジャイアントパンダの活動が初めて撮影されたことが確認されたと発表した。中国新聞網が伝えた。
この観測地点では、これまでユキヒョウが山を歩く様子が長期間にわたり高い頻度で記録されており、今回の発見によって、野生のジャイアントパンダとユキヒョウという2つの代表的な保護種が、高標高地域で生息域を共有し、その生態回廊がつながっていることが裏付けられた。

赤外線カメラが捉えたジャイアントパンダの映像(画像提供:四川蜂桶寨国家級自然保護区管理保護センター)
管理センターによると、この観測地点は森林限界を超えた高山帯に位置しており、長年のモニタリングではユキヒョウの活動が頻繁に確認されていた一方、これまで野生のジャイアントパンダの痕跡は記録されていなかった。
今回確認されたのは、2025年3月に赤外線カメラが撮影した稀少なシーンで、1頭の野生ジャイアントパンダが高山の岩礫地を歩き、途中でしばらく腹ばいになって休息した後、再び移動を続ける様子が記録されていた。
同じカメラで2種類の国家一級保護動物が相次いで撮影されたことは、この地域において低標高の森林から高標高の岩礫地まで連続する垂直的な生態系が良好に保たれ、野生動物の移動経路が円滑に機能していることを示すものだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2026年8月4日