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1億6000万年前の森林生産性、現代を大きく上回っていた

16:22, August 07, 2026 

新疆維吾爾(ウイグル)自治区にある「伊吾ジュラ紀森林」の化石を研究した結果、科学者は約1億6000万年前の森林生態系の生産性を初めて定量的に明らかにした。研究によると、温室気候のもとで、この森林の年間平均純一次生産性は同緯度の現代の森林を大きく上回り、現代の温帯針葉樹林の平均のおよそ3倍に達していた。この研究成果は8月6日、国際学術誌「Science Advances」に掲載された。

「伊吾ジュラ紀森林」で原位置保存された樹幹化石。画像提供:取材先

「伊吾ジュラ紀森林」で原位置保存された樹幹化石。画像提供:取材先

雲南大学植生構造機能・構築全国重点実験室の馮卓チームは、中国内外の研究者と共同で、新疆哈密(ハミ)市の「伊吾ジュラ紀森林」を体系的に調査した。研究者は、その場で保存されていた裸子植物の幹の化石を基に、化石の解剖学的分析と現代森林生態学の手法を組み合わせ、森林の構成、空間構造、バイオマス、純一次生産性を定量的に復元した。

その結果、約1億6000万年前の「伊吾ジュラ紀森林」の平均樹冠高は約28.6メートル、森林バイオマスは1ヘクタール当たり276.2~386.9トンに達し、その森林構造は現代の北半球中・高緯度地域に広がる針葉樹主体の森林とよく似ていることが分かった。さらに重要なのは、この森林の年間平均純一次生産性は1ヘクタール当たり21.11~31.9トンに達し、現在の当地域の針葉樹林や世界の温帯森林の平均を大幅に上回っていたことだ。

研究チームは、中期ジュラ紀には大気中の二酸化炭素濃度が高く、温暖な温室気候だったため、植物の光合成効率が向上し、森林の成長が加速した結果、広範囲に分布する裸子植物の森林が、当時の地球における重要な陸上炭素吸収源となっていたとしている。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年8月7日