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武漢でスマート蚊取りの画期的な技術を試験導入、20日間で7万匹超を駆除

15:43, August 11, 2026 

夕暮れ時、湖北省武漢市にある西北湖公園では、湖畔を散歩して涼を取る市民の姿が見られた。これまで公園を訪れると蚊に頻繁に刺されていたのとは違い、今年の夏は公園内の蚊がずいぶん少なくなったことに多くの人が気づいていた。新華社が伝えた。

この変化をもたらしたのは、公園にひっそりと導入された蚊取りの画期的な技術だ。

筆者が現地を訪れると、草むらの中に黒色の円柱形をした装置が静かに設置されていた。外観はシンプルで目立たず、公園の自然景観に溶け込んでいる。装置本体に搭載された電子ディスプレイには蚊の捕獲データがリアルタイムで更新され、稼働状況が一目で確認できる状態だった。

蚊取り機にリアルタイムで表示される蚊の捕獲データ。撮影・方亜東

蚊取り機にリアルタイムで表示される蚊の捕獲データ。撮影・方亜東

西北湖公園の上級エンジニア、王沢明氏は、「このスマート呼吸式生物蚊取り機は、バイオミメティック誘引技術を利用して蚊を駆除しており、作業の全過程で化学薬剤を使用しない。装置は一定濃度の二酸化炭素を放出し続け、人間の呼吸を模倣することで蚊を誘引する」と説明。

装置が作動すると、特殊な波長の光を発するライトも点灯する。カスタマイズされた光源によって周辺の蚊をさらに誘い込み、捕獲効率を高める仕組みだ。蚊が装置本体の近くまで誘い込まれると、内部の負圧気流が掃除機のように蚊を吸い込み、密閉された収納ボックスに収容する。その後、物理的に風を当てて乾燥させることで駆除する。

王氏は、「従来の薬剤散布や蚊取り粘着シートなどと比べ、スマート蚊取り機は環境に優しく汚染がなく、24時間休むことなく稼働し、蚊の駆除データもリアルタイムで確認できる。また、吸血する蚊のみを標的とするため、ミツバチやトンボなどの益虫を誤って傷つけることもない。これは効率的で環境に優しく、景観にも配慮した駆除方法だ」と話す。

蚊取り機が風乾によって捕獲した蚊を駆除する様子。撮影・方亜東

蚊取り機が風乾によって捕獲した蚊を駆除する様子。撮影・方亜東

市民の公園利用体験の向上と夏季の公共エリアにおける蚊の被害問題を解決するため、武漢市江漢区は中心市街地に位置する西北湖公園と後襄湖公園を選び、試験導入を実施した。計10台の蚊取り機を設置し、1台につき100~200平方メートルの蚊が多く生息する区域をカバーできる。試験運用を開始してから20日余りで、累計7万匹を超える蚊を駆除した。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年8月11日