8月に入り、雲南省昭通市の約1万3333ヘクタールのリンゴ畑では、早生リンゴの収穫がピークを迎えている。都市の郊外に位置する昭通超越農業有限公司の作業工場では、真っ赤でコロコロ丸いリンゴが、スマートピッキングラインの上を列になって流れ、合格して出荷されるために、「各ステージをクリア」する旅をしており、その様子はとても可愛らしく、見ているだけで心が癒される。人民網が伝えた。

ピッキングラインを通る真っ赤なリンゴ(撮影・程浩)。
リンゴがピッキングラインの水槽に入ると、水の上に浮いた状態で安定して前に進み、他のリンゴとぶつかることなく、既定のルートでスムーズに自動コンベアに流れ着いていた。その後、リンゴは順番に微細ミストで洗浄され表面のゴミなどが完全に取り除かれた後、熱風で表面の水を吹き飛ばして、急速に乾燥。そうすることで、リンゴ1玉1玉が見る人の食欲をそそる鮮やかな赤色に輝いていた。

工場内のピッキングライン(撮影・程浩)。
しかし、洗浄と乾燥はピッキングのための「準備体操」のようなものに過ぎず、生産ライン全体の中でクリアしなければならない重要なステージは、スマート撮影による検査となる。真っ赤なリンゴは定速で検査ポイントを通り、4セットの高画質カメラが同時に作動し、リンゴ1玉1玉を360度スキャンする。

ピッキングラインを流れる真っ赤なリンゴ(撮影・程浩)。
リンゴの表面の細かな傷や色のむらの有無、サイズ、重さ、糖度、芯の周りの蜜の色、褐変、心かび病といった肉眼では見極めが難しい隠れた問題全てがスマートデバイスでチェックでき、リンゴの外観と中身の品質を全方位的に検査する。
スマート検査に合格した昭通リンゴ1玉1玉に、世界に1つだけの「身分証明番号」が与えられ、市場の差別化のニーズに合わせて正確に選別されていく。

工場内のピッキングライン(撮影・程浩)。
ゆったりと流れるように各ステージをどんどんクリアしていく圧巻の光景の背後では、スマートピッキングラインが効率よくフル稼働している。昭通超越農業有限公司の張忠偉常務副総経理によると、このスマートピッキングラインでは1時間当たり20トン、約10万玉のリンゴをピッキングすることができ、非常に効率が良いという。全ての過程が標準化と規範化されて稼働している。
緯度が低く、標高が高く、太陽光が強く、高原特有の立体気候に恵まれ、品質が特に優れた昭通リンゴを育んでいる。昭通リンゴは、「早生で、甘く、香りに優れ、シャキシャキした食感と鮮やかな色」という独特の特徴があり、中国北方エリアの同じ品種のリンゴと比べると、20-30日早く出荷される。現時点で、昭通市のリンゴ栽培面積は約5万6667ヘクタールで、そのうち早生のリンゴの栽培面積は約1万3087ヘクタール。早生リンゴの産業の優位性が際立っている。

ピッキングラインで作業をする作業員(撮影・程浩)。
テクノロジーが農村の特色ある産業にエンパワーメントし、小さなリンゴが、住民の生活を豊かにする支柱大産業へと成長している。昭通リンゴの今年の生産量は合わせて140万トンに達し、生産高は計160億元(1元は約23.7円)を超える見込みだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年8月26日