
デリバリー配達員向けに無料で提供されている売れ残りのパン(撮影・徐珊珊)。
江蘇省南京市秦淮区のあるパン屋の入口には、「売れ残りのパン差し上げます」と書かれた貼り紙が貼られており、デリバリー配達員たちをほっこりした気持ちにさせている。このパン屋は今年4月から、売れ残りのパンを入口に置いて、デリバリー配達員に無料で提供している。中国新聞網が伝えた。
店長の蔡欣宇さんは、「当店は毎日、店内でパンを焼いており、売れ残りのパンを翌日売ることはしていない。でも、悪天候などの場合、売れ残ってしまうこともあり、食べるには問題ないし、いい材料を使っているので、捨てるのはもったいない。そこで初めは貼り紙は貼らずに、店内に残ったパンをまとめて置いておき、デリバリー配達員がくると、手渡ししていた。ただしばらくして、事情を知らないデリバリー配達員もいることがわかり、『売れ残りのパン差し上げます』と書いた貼り紙を貼るようになった」とした。
そして、「デリバリー配達員は、食事の時間帯が一番忙しいので、自分が食事をする時間が取れないことが多い。無料のパンなら、さっと食べて腹の足しにできる。なかには、何度も『本当に無料?』と確認してから、何度も感謝してパンを取る配達員もいる。個数制限はしておらず、多めに持っていって他の配達員に分けるようにも勧めている」という。
4月から約5ヶ月続けているこの「小さな善行」は最近、思いがけずネット上で大きな注目を集めている。蔡店長は、「店が続く限りずっと続けて、一生懸命働いている配達員たちに温もりを届けていきたい」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年9月9日