山東省は今、深海・遠海のインテリジェントいけすでの養殖から、陸上拠点での種苗生産・環境適応、設備の研究開発、加工販売に至るまで、サーモンをめぐるトータルな産業チェーンを急ピッチで構築している。

黄海では、大型養殖いけすが海面にそびえ立ち、数万匹のサーモンが透き通った海水の中を泳ぎ回っている。これは可動式の支柱安定・着底型養殖いけす「財金・海上糧倉1号」で、養殖水域は約6万立方メートル、サーモンの年間生産量は1000トンに達する。
中国のサーモン産業チェーンはここ数年、消費ニーズの急増に伴い、品種改良、種苗生産、設備製造、養殖、加工、販売など、各方面へと絶えず拡大してきた。

山東省青島市では、サーモンが移動可能な「海洋牧場」に運ばれ、養殖されている。今年5月には、15万トン級養殖工船「国信1号2-2」で、船内の養殖槽で育てたサーモン約3000匹が出荷され、超大型移動式養殖工船の上で初めてサケ・マス類の大規模・商業化養殖を実現した。
1粒の魚卵から1匹の成魚まで、種苗の育成から深海・遠海での養殖まで、単一の養殖工程から設備や科学技術、加工など関連産業の連携まで、サーモンは今や山東省における現代海洋漁業のモデル転換・高度化推進の1つの縮図となっている。中でも日照市は、サーモントータル産業チェーン特別計画を打ち出し、2035年をめどに産業チェーン全体の生産額を100億元(1元は約23.7円)規模に引き上げるとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年11月3日