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第3回輸入博の出展企業リスト第2弾が発表 1/6近くが「新顔」

中国国際輸入博覧局によると、今月1日に第3回中国国際輸入博覧会の出展企業リスト第2弾が発表され、125社の出展が明らかになった。リストには細分化した各業界の「隠れたチャンピオン」が多く含まれ、6分の1近くが初めて出展する企業だという。「澎湃新聞」が伝えた。

国家エキシビションセンター(上海)輸入博覧会展覧部の傅長純部長は、「今回のリストはフォーチュン・グローバル500と各業界のリーディングカンパニーが約30%で、中小企業がより多くを占め、その中には輸入博で初めて中国にお目見えする『新顔』も少なくない。こうした企業は相対的には中国の人々にそれほど知られていないが、細分化した各業界ではいずれもトップに立ち、『見かけは大きくないが、エネルギーは大きい企業』といえる」と述べた。

傅氏は、「こうした質の高い中小企業の出展に関する情報がバイヤーに迅速に提供され、中小展示企業の中国市場におけるブランド知名度を高め、固める上でプラスになる。これと同時に、需給双方にもより多くの交流と協力の機会を提供することになる」と述べた。

消費財ブロックの出展企業リストを見ると、ポルトガルの中小企業のクリーン&クリーンは今年が3回目の輸入博出展で、実際に「売上増効果」があることから今回は展示面積を迷うことなく2倍に増やした。これまでは輸入博の会期中もその後も、同社は大量の注文を獲得した。現在、同社は世界出展計画を調整済みで、資源とエネルギーを集中させて輸入博を今年最も重要な出展イベントとし、11月の開会に向けて構想を練っている。「出展しながら、マッチングを進める」というスタイルは同社に中国市場を理解するチャンスをより多く与えることになりそうだ。

輸入博に軸足を置いて中国市場に狙いを定め、細分化された業界分野で「抜きんでた」企業は少なくない。技術設備ブロックには、数十年にわたり空気浄化技術の開発に専念してきたフィンランドの企業があれば、電動・手動ツールの製造で長らくトップに立ってきた米国の企業もある。医療機器・医薬保健品ブロックでは、多くの「隠れたチャンピオン」がリーディングカンパニーと同じ舞台に立ち、体外式膜型人工肺(ECMO)、非侵襲的人工呼吸器、侵襲的人工呼吸器、サーモガン、医療用マスクなどの防疫に関わる製品を展示する。

注目されるのは、新型コロナウイルスによる肺炎に直面しても、各国企業の出展意欲が衰えをみせないことだ。傅氏は、「今回の出展企業リストでは、約6分の1が初めて出展する企業で、6大ブロックのすべてに『新顔企業』がいる。経済が高い品質の発展段階に入るにつれ、中国の各業界では対外開放のプロセスで快速ボタンが押された」と述べた。

リストをみると、消費財ブロック、技術設備ブロックにはそれぞれ初出展企業が5社あり、自動車ブロックのプレステージリッチ社は初出展ながら一挙に650平方メートルの展示面積を獲得し、ロシアとキルギスの商業銀行2行も初めてサービス貿易ブロックに加わり、その後の中国市場進出の道を探る。

このほかデュイスブルク港やアントワーク港など多くの出展企業がブレークスルーを達成する技術や革新的なサービスによって、「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設の重要プロジェクトにおける国際定期貨物列車「中欧班列」の常態化運行実現の推進に力を添え、世界の物流ルートのスムーズな運営、沿線各国の経済貿易往来の促進、グローバル供給チェーンの安定維持を確保するために重要な役割を果たしている。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年4月2日