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中国外相が過去30年間、毎年最初にアフリカを訪問する3つの理由

王毅国務委員兼外交部長(外相)は現地時間12日、ジンバブエのモヨ外相とハラレで共同記者会見に臨んだ際、中国外相が30年連続で初の訪問国にアフリカを選択している理由を問われ、次のように答えた。

中国の外相は毎年初の外国訪問で必ずアフリカを訪れており、この伝統をすでに30年間堅持している。国際交流の歴史において、これは唯一無二のやり方だと言える。中国は初心を変えず、長期間堅持している。

これは第1に、世々代々の友好、苦難を共にするという中国とアフリカの特別な感情に基づくものだ。中国とアフリカの友好には長い歴史がある。とりわけ近代以降、双方は国家の独立と民族の解放を目指す過程において苦難を共にし、支持し合い、兄弟の情を結び、互いに信頼する良き友人となった。その後、各自の発展・建設の時期においても、我々は団結・協力し、手を携えて共に歩み、互恵・ウィンウィンの良きパートナーとなった。過去数10年、国際情勢がどう変化しようとも、中国とアフリカの友情は時を経るにつれていよいよ堅固になり、試練に耐え、妨害を排除し、国際関係の模範、南南協力の手本となった。

第2に、協力を深め、共に発展するという中国とアフリカの現実的ニーズに基づくものだ。中国は最大の途上国であり、アフリカは途上国が最も集中する大陸だ。我々は自然な協力パートナーであり、互いの強みには相互補完性があり、協力の空間と潜在力は無限だ。近年の中国アフリカ協力フォーラムの発足、より緊密な中国アフリカ運命共同体の構築という共通認識、「一帯一路」共同建設及び生産能力協力の先行・試行などは、いずれも中国アフリカ関係の歴史に先駆的影響を与え、中国アフリカ協力が新時代に入る後押しをした。中国はアフリカ発展の将来性を確信し、アフリカとの協力の未来への自信に満ちており、中国アフリカ協力が引き続き国際的な対アフリカ協力の前列を歩む後押しをする。

第3に、国際協力を強化し、共通利益を守るという中国とアフリカの重要な使命に基づくものだ。現在の世界はどんどん平穏でなくなってきている。特に近年一国主義が横行し、強権政治が台頭し、冷戦思考が復活し、アフリカを含む数多くの途上国に大きな影響を与えている。中国とアフリカは意思疎通と協調を強化し、団結の力を示し、共通の声を発して、外国からの干渉に反対し、公平と正義を追求し、より良い生活を送るという中国とアフリカの人々の正当な権利をしっかりと守ることを差し迫って必要としている。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年1月14日