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上海協力機構発展の新局面を切り開き続ける

上海協力機構 (SCO)は2001年6月15日、黄浦江の畔で発足した。その後の20年間、SCOは非凡な発展の道程を歩み、ユーラシア地域及び世界の問題における重要な建設的パワーとなった。加盟国は「上海精神」に従い、政治、経済、安全保障、人的・文化分野の協力を強化し、相互尊重、公平・正義、協力・ウィンウィンという新しいタイプの国際関係の模範を確立した。中国はSCOの重要な創設メンバー国であり、SCOの発展推進に重要な貢献を果たしてきた。(人民日報コラム「和音」掲載)

過去20年間、SCOは相互信頼、相互利益、平等、協議、文明の多様性の尊重、共同発展の追求という「上海精神」を全く新たに打ち出し、常に実践してきた。「上海精神」には時代と地域を超越する生命力と価値がある。新型コロナウイルスのパンデミックと過去百年間なかった世界情勢の大きな変動が重なり合い、共振する中、SCO加盟国は揺るぎなく「上海精神」を発揚し、新型コロナとの闘いにおいて支持し合い、各分野の協力を積極的に推進して、SCOの安定的発展、世界の新型コロナとの闘い、そして多国間協力にプラスのエネルギーを注ぎ込んできた。

過去20年間、中国は常にSCOの発展推進に尽力し、地域の安全と安定、各国の発展と繁栄の促進のためにたゆまず努力してきた。2013年以降、習近平国家主席はSCOサミットに8年続けて出席し、より緊密なSCO運命共同体を手を携えて構築するよう各国に呼びかけ、その後押しをし、一連の重要な協力提案を打ち出し、各国から前向きな反応を得た。「人類運命共同体の構築という共通理念の確立」は青島宣言に正式に盛り込まれ、SCO加盟国の共同ビジョンとなった。「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設イニシアティブは、各国の発展戦略及びユーラシア経済連合など地域協力イニシアティブと深く連携し、地域発展に重要なチャンスを創出してきた。2020年、習主席はSCOの枠組で「衛生健康共同体」、「安全共同体」、「発展共同体」、「人的・文化共同体」の構築という重要なイニシアティブを初めて打ち出した。習主席のイニシアティブにより「上海精神」の内容は豊かになり、発展し、ポストコロナ時代のSCO発展への自信を伝え、方向を示した。

新たな歴史的出発点に立ち、各国の重大な委託を引き受け、SCOは新たな時代の重任を肩に担っている。各加盟国は引き続き「上海精神」を発揚し、団結と相互信頼を増進し、各分野の協力を深め、集団の力、団結の力、協力の力によって、SCO発展の新局面を切り開き続けていく。中国は引き続き各国と共に、より緊密なSCO運命共同体の構築に向けてたゆまず努力し、新型の国際関係と人類運命共同体の構築のために新たな貢献をしていく。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年6月15日