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「日本-武漢-モンゴル」を結ぶシー・アンド・レールを構築 湖北

湖北省で新たな国際物流ルートが開通した。6月18日9時、自動車28台が積み込まれたコンテナ14基を積載して名古屋を出発したコンテナ船「華航漢亜1」が、湖北省武漢陽邏港に到着した。同日午後4時、コンテナ船「華航漢亜2」が自動車72台を積んだコンテナ32基を積載し、名古屋から武漢に向かって出港した。今月末、それら100台の自動車は、漢西車務段呉家山センター駅で、中国と中央アジアを結ぶ国際貨物列車「中亜班列」(武漢)鉄道に積み替えられ、モンゴル首都ウランバートルに向かう。湖北日報が報じた。

日本から輸出された自動車が、陽邏港で税関手続きが行われ、中継されたことは、武漢新港大通国際航運有限公司の漢亜直航シー・アンド・レールプロジェクトの運用がスタートしたことを意味している。これで、日本、中国、モンゴルを結ぶシー・アンド・レールが開通し、その輸送距離は5000キロ以上となる。

武漢と日本を結ぶコンテナ船は2019年に開通した。長江の中・上流では、初の国際直航水運航路となる。同航路では、「華航漢亜1」と「華航漢亜2」が武漢陽邏港を出発し、長江から海に出て、大阪や神戸、名古屋などの港へ向かう。今年1-5月期、同航路は36便が運行され、標準コンテナ2799基が輸送された。

「日本—武漢—モンゴル」を結ぶシー・アンド・レールの所要時間は約20日だ。これまで、日本からモンゴルへの輸出は、水路でロシアを通過しなければならず、25日以上かかっていた。

今年下半期、陽邏シー・アンド・レール二期の運行が始まれば、貨物が港ですぐに列車に積み替えられるようになり、「日本—武漢—モンゴル」を結ぶシー・アンド・レールの所要時間が約17日まで短縮する見込みだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年6月25日