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<企画>1-7月の経済情勢に関するデータを発表 中国

「中国の関係機関はこのほど、対外貿易と外資誘致、対外投資などのデータを発表し、2021年1-7月の経済情勢に関して報告した。」

▷消費市場の運営状況


今年7月には外部の不確実要因の増大、中国国内の洪水や感染症の影響を受けて、一部の主要指標の増加率が低下した。

うち7月の社会消費財小売総額は前年同期比8.5%増で、増加率は前月比3.6ポイント低下した。1-7月の全国固定資産投資(農家を含まず)は同10.3%増で、増加率は1-6月比2.3ポイント低下した。

同局の付凌暉報道官は、「しかし累計を見ると、主要マクロ指標は引き続き合理的な範囲に収まっており、経済は全体として回復傾向が続いた」との判断を示した。

▷対外貿易の状況


中国の対外貿易情勢が持続的に好転し、今年1-7月の輸出入は前年同期比24.5%増加した。同時に、対外貿易の月間輸出入は14ヶ月連続でプラス成長を遂げた。

税関の統計を見ると、今年1-7月の輸出入額は前年同期比24.5%増の21兆3400億元(1元は約17.0円)に上った。うち輸出は同24.5%増の11兆6600億元、輸入は同24.4%増の9兆6800億元、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は同24.8%増の1兆9800億元の黒字だった。7月の輸出入額は同11.5%増の3兆2700億元だった。

年初以来、中国経済が安定さの中で好転し、各主要指標が回復を続けたことが、企業の輸出入貿易にプラスに働いた。データによれば、今年1-7月の中国民間企業の輸出入額は同31%増の10兆2300億元で、中国の対外貿易全体に占める割合は同2.4ポイント上昇の47.9%だった。同期の外資系企業の輸出入額は同16.7%増の7兆7600億元で、中国の対外貿易の36.4%を占めた。

外資誘致の状況


今年1-7月には、全国の実行ベース外資利用額が前年同期比25.5%増、19年同期比26.1%増の6721億9千万元(1元は約16.9円)に上った(銀行、証券、保険分野を含まず、以下同)。

産業別に見ると、サービス業は前年同期比29.2%増の5355億7千万元で全体の79.7%を占めた。

このうち卸売・小売産業は同69.3%増、科学研究・技術サービス業は同49.2%増、情報伝達・ソフトウェア・情報技術サービス業は同29.1%増だった。ハイテク産業は同34.1%増となり、このうちハイテク製造業は同27.8%増、ハイテクサービス業は同36%増だった。

外資の供給源を見ると、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国とASEANからの投資がそれぞれ同46.3%増加した。

▷対外投資の状況


1-7月、中国の対外非金融類直接投資は前年同期比4%減の4065億2000万元(1元は約16.9円、ドル換算では同4.2%増の628億1000万ドル)だった。対外プロジェクトの売上高は同3.4%増の5081億3000万元 (ドル換算で同12.3%増の785億1000万ドル)だった。新規契約総額は同6.8%減の7977億元(ドル換算で同1.2%増の1232.5億ドル)だった。対外労務協力によって派遣された各種労働者は18万4000人、7月末の時点で、海外に滞在する各種労働者は60.2万人だった。

関連データ


・7月のCPIが同1.0%上昇

2021年7月には、全国の消費者物価指数が前年同期比1.0%上昇した。そのうち都市部は1.2%上昇、農村部は0.4%上昇、食品価格は3.7%低下、非食品価格は2.1%上昇、消費財価格は0.6%上昇、サービス価格は1.6%上昇だった。1-7月の平均値は同0.6%上昇となった。

7月の全国消費者物価指数を前月と比較すると0.3%上昇となり、都市部は0.3%上昇、農村部は0.2%上昇、食品価格は0.4%低下、非食品価格は0.5%上昇、消費財価格は0.1%上昇、サービス価格は0.6%上昇だった。

・7月のPPIが同9%上昇

2021年7月には、全国の生産者物価指数(PPI)が前年同期比9.0%、前月比0.5%、それぞれ上昇した。鉱工業生産指数(IPI)は前年比13.1%、前月比0.9%、それぞれ上昇した。1-7月の平均値をみると、PPIは前年比5.7%上昇、IPIは同7.9%上昇した。

(編集JZ)

「人民網日本語版」2021年8月31日