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「一帯一路」建設に寄与、福建農林大学が菌草科学・技術研究院を設立

菌草科学・技術研究院が5日、福建農林大学で発足した。同研究院の設立は、より整った菌草科学・技術体制を構築し、菌草の「一帯一路」(the Belt and Road)建設への寄与や農村振興などの面における重要な役割をより良く発揮する。「菌草技術」の発明者である林占熺氏が研究院の執行院長に、中国科学院院士の謝聯輝氏が学術委員会主任に就任。科技日報が伝えた。

菌草技術は「木の代わりに草」により発展した中国独自の技術だ。菌草が中国内外で広く推進拡大されるなか、菌草科学・技術研究院の設立は菌草の基礎研究とキーテクノロジーのブレイクスルーを強化するための切実な需要となった。同研究院は優良菌草遺伝資源イノベーション・保護チーム、菌草生態ガバナンス・キーテクノロジーチーム、菌草産業発展モデルイノベーションチームなどの6つのイノベーションチームを構築する。菌草科学・技術体制の構築に取り組み、「菌草学」新興学際的学科の建設を推進する。同大は機関組織や学科建設、経費保証などの面からサポートするとともに、学科の優位性を発揮し、生物学、生態学、林学など複数の学科と関連する国家級イノベーションプラットフォームを融合させ、菌草遺伝資源の革新的な共同研究開発を推進する。

福建農林大学は長期間にわたり菌草技術の研究と推進・拡大を積極的に推進し、貧困者支援や対外援助などの分野で重要な役割を果たしている。1997年には福建省と寧夏回族自治区のペアリング貧困者支援協力プロジェクトに指定され、国による貧困脱却攻略戦をサポートした。福建農林大学は2002年に菌草科学実験室の設立を承認された。現在は「木の代わりに草」による食用キノコの栽培から、生態ガバナンス、キノコ飼料、バイオマスエネルギーと材料開発などの分野に広がり、菌草総合開発・利用技術体制を形成している。すでに世界の100以上の国と地域に推進・拡大されており、多くの開発途上国の人々に希望をもたらしている。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年12月6日