澳門(マカオ)特別行政区政府の招きに応じて、東京五輪に出場した中国大陸部のアスリート代表団が19日午後5時10分、バスに乗って港珠澳大橋(香港・珠海・マカオ大橋)の通関地を通過してマカオ地区に到着。3日間にわたる交流活動が始まった。新華社が報じた。
特別行政区政府は通関地で歓迎レセプションを開き、アスリートに花束を贈呈したほか、記念写真を撮影した。代表団メンバーには、アジア最速のスプリンター・蘇炳添選手や4回目のオリンピック出場で金メダルを獲得した鞏立姣選手、卓球界のレジェンド・馬龍選手、自転車トラック女子チームスプリントで金メダルを獲得した鍾天使選手、フェンシング女子エペ個人で金メダルを獲得した孫一文選手、男子板飛び込みで金メダルを獲得した謝思埸選手、水泳で世界記録を塗り替えた楊浚瑄選手と湯慕涵選手、五輪の男子重量挙げ史上最年長で金メダルを獲得した呂小軍選手、ボート女子4人スカルの崔暁桐選手らを含む東京五輪の12競技で見事な成績を収めた選手29人と、数多くの金メダリストを育てた水泳の王愛民監督や重量挙げの邵国強監督、ボート競技の張秀雲監督の監督3人から構成されている。
歓迎レセプションに参加した培正中学校の生徒・杜沢誠さんは、「自分が憧れている馬龍選手に会えて、とてもうれしく、とても興奮した」と話し、「蘇炳添選手が一番好き」という同校の趙炫沢さんも、「とても感激した。サインがほしい」と胸を躍らせた。
マカオ地区訪問中、代表団はマカオ特別行政区成立22周年を記念する国旗掲揚行事や大型パーティ、マカオの青少年アスリートとの交流、コミュニティでの市民とのふれあいといった活動に参加することになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月20日