パリ五輪組織委員会は13日、2024年に開催されるパリ五輪の開会式はスタジアムを使用するのではなく、フランスの首都パリの中心部を流れるセーヌ川の6キロメートルの区間とその沿岸を会場として使用する計画案を発表した。この案によると、アスリート約1万500人は入場行進の代わりにおよそ160隻の船に乗り込み、ノートルダム大聖堂やルーブル美術館、エッフェル塔といった観光名所を眺めながらセーヌ川を東から西へ向かって下っていき、最終的にエッフェル塔の対岸にあるトロカデロ広場に到着することになるという。
パリ五輪では競技会場が観光名所に直接設けられているケースが多くみられ、3人制バスケットボールやブレイキン、スケートボードの会場はコンコルド広場、ビーチバレーボールやトライアスロンなどの会場はエッフェル塔周辺に、フェンシングやテコンドーの会場はグラン・パレに、馬術と近代五種の会場はパリ市郊外のヴェルサイユ宮殿周辺に設けられる計画だ。
またパリ五輪では、フランス本土から1万5千キロ離れた太平洋上で行われる競技もある。それはフランス領ポリネシアの観光名所であるタヒチ島で行われるサーフィンだ。(編集TG)
「人民網日本語版」2021年12月15日