スキーやスノーボードの板を自在に操り、障害や急斜面を軽々とクリア。こんな見事な滑りを見せているのは、わずか4歳の女の子。教えた父親でさえも、「ちょっとすごいよ。上達が早すぎる!」と驚いている。
女の子の名前は多多ちゃん。山東省淄博市に住んでいる。多多ちゃんはわずか3週間ちょっとでスキーとスノーボードのテクニックを身につけてしまったという。
多多ちゃんの父親である張合凱さんはアグレッシブインラインスケートの選手で、中国代表として試合に出場し、世界チャンピオンになったこともある。数年前からスキーを始め、フリースタイルスキーで全国優勝もしている。そんな父親の影響で、多多ちゃんも2歳からインラインスケートを習い始め、現地の幼児クラスで優勝した。
もともと運動能力が高いとはいえ、それでも張さんは多多ちゃんのスキーの上達は信じられないほど速いと感じている。「ほかの子供だったら3日かかることを、娘は1日で覚えてしまう」と張さんは言う。
張さんは、「多多は度胸がない子だったのに、スキーを始めてからはとても度胸がついた。斜面を滑り降りるスキーはスピードが非常に速いので、恐怖心を克服する上でとても大きな助けになった」と語っている。
ここ数日、張さんは多多ちゃんを連れて北京へスキーに行き、ついでに冬季五輪の雰囲気を味わってこようと考えている。張さんには壮大なビジョンもある。「スキーをやらせてみたことで、多多にはなかなか才能があることが分かった。その才能をしっかり伸ばしてあげたい。そして中国代表として冬季五輪に出場し、金メダルを取ってほしい」と張さんは語った。(編集AK)
「人民網日本語版」2021年1月12日