2022年北京冬季オリンピック・パラリンピックの表彰式で使われるビクトリーブーケがこのほど発表された。「永遠に枯れることのないオリンピックの花」という思いが込められたビクトリーブーケは、上海市の代表的な無形文化遺産である「海派毛糸編み技術」で手編みによって作られている。カシミヤ糸で編み上げられたビクトリーブーケは、オリンピックの表彰式で使われるビクトリーブーケの形や構造を残しながら、シンプルで持続可能というオリンピックコンセプトにもマッチしており、温かみと調和を意味し、永久保存が可能となっている。2022年北京冬季オリンピック・パラリンピックの表彰式では、このビクトリーブーケが、メダルと共にメダリストに贈られることになる。
北京冬季オリンピックの表彰式のビクトリーブーケは、カシミヤ糸を編んで作ったバラやコウシンバラ、スズラン、アジサイ、ローリエ、オリーブの6種類の花や葉を組み合わせており、それらの花言葉は友愛や強靭、幸福、団結、勝利、平和などを象徴している。またパラリンピックのビクトリーブーケには、不屈の精神を象徴する青いハルシャギクが一輪加えられている。
美しく束ねられたビクトリーブーケの長さは34センチ、幅回り24センチ。蝶々結びされているリボンには「BEIJING 2022」の文字がプリントされており、さわやかさとナチュラルなテイストで、北京冬季オリンピックのメイン色調とマッチしており、鮮やかなウィンタースポーツの特徴を反映させている。
北京冬季オリンピック・パラリンピックの表彰式のビクトリーブーケは全て手作りで、バラ1輪を作るだけでも最低5時間はかかるという。また、花によって、使う材料や編み方も異なるため、1つのビクトリーブーケを作り上げるには計35時間にも達し、全てのビクトリーブーケを作るのに約5万時間を要したという。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年1月5日