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3日連続で五輪新記録誕生のアイスリボン、「最速の氷」はどこから?

国家スピードスケート館(アイスリボン)で7日午後に行われた、北京冬季五輪スピードスケート女子1500メートル決勝において、オランダ選手のイレイン・ブストが1分53秒28の成績により五輪新記録をマークし、金メダルを獲得した。アイスリボンで五輪新記録が誕生したのは3回目で、「最速の氷」と呼ばれるのもうなずける。

アイスリボンは北京2022年冬季五輪で唯一新設された氷上競技会場で、五輪期間中にはすべてのスピードスケート種目が開催され、14種目の金メダルがここで誕生する。アイスリボンにはアジア最大の全面リンクがあり、その面積は1万2000平方メートルにのぼる。競技場の設計当初より、再利用、総合利用、長期利用というグリーンな理念を取り入れた。現時点で世界最先端で、最も環境に優しく最も省エネな製氷技術であるCO2(二酸化炭素)超臨界直接冷却技術を採用。冷却システム全体のCO2排出量がほぼゼロで、毎年200万kWhの電力を節約でき、製氷のエネルギー効率が大幅に上昇した。

高品質のリンクは選手がよりよい成績を出すのにプラスだ。高品質のリンクを作るには製氷士の卓越した技術のほか、製氷システムによる氷面の温度差と硬さの均等性が鍵を握る基礎となる。従来の間接冷却技術では氷面の温度差が1.5−2℃にのぼるが、新技術は0.5℃以内に抑えられ、選手が何周しようとも氷の高い品質を保てる。選手がよりよい成績を出すのにプラスで、「最速の氷」となるのだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年2月8日