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北京冬季五輪、完全にカーボンニュートラルを実現

9日に行われた北京冬季五輪の定例記者会見において、北京冬季五輪組織委員会全体企画部の李森部長が、北京冬季五輪のサステナビリティーの取り組みに関する状況を説明した。李氏は「低炭素管理」と「生態保護」という2つのキーワードによって、同委員会の「グリーンな五輪開催」の実践と成果を総括した。国際オリンピック委員会(IOC)企業・サステナビリティー責任者のマリー・サロワ氏も、関連状況を説明した。北京日報が伝えた。

李氏によると、同委員会は招致時に、北京冬季五輪で生じる炭素排出のすべてのニュートラルを実現すると約束した。開催準備に取り掛かってから6年以上にわたり、同委員会は低炭素会場、低炭素エネルギー、低炭素交通、低炭素活動などの措置を通じ、炭素排出を最大限に減らすと同時に林業カーボンシンク、企業からの寄贈などの方法によりカーボンニュートラルを実現し、北京冬季五輪のカーボンニュートラルの目標の順調な達成を保証した。

李氏によると、メインメディアセンターが使用する電力はすべて張家口のグリーン電力だ。張家口には豊富なクリーンエネルギーの備蓄があり、張北フレキシブル直流電力網実証実験モデルプロジェクトという「グリーン電力の高速道路」により、張北の風力や太陽光などの再生可能エネルギーがグリーン電力に変換され、北京、延慶、張家口の3つのゾーンに送られる。北京冬季五輪会場を明るく照らし、会場全体の通常電力消費の100%がグリーン電力の使用を実現した。

2008年の五輪で北京を訪れたサロワ氏は、「2022年に再びここに来ることができ非常に嬉しい。その間にサステナビリティーの理念がスポーツで、北京で、中国で大きく発展した。今や世界が気候変動がもたらす影響を減らすよう取り組んでいるため、サステナビリティーの実現と気候行動は、五輪の未来にとって非常に重要だ」と述べた。

サロワ氏はまた、「北京冬季五輪は準備中と運営中にサステナビリティー、カーボンニュートラルの実現を強調し、そして北京2008年五輪のレガシーを最大限に活用している。多くの会場の再利用と改築を行い、すべて中国の最高基準に達した。北京冬季五輪は全体で未来へと前進する道における重要な一里塚だ」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年2月10日