取材を受ける日本テレビの辻岡義堂アナウンサー(撮影・王妍)。
日本テレビの辻岡義堂アナウンサーは、北京冬季五輪マスコットキャラクター「氷墩墩(ビン・ドゥンドゥン)」が好き過ぎることが中日両国で話題になり、その人気が高まっている。「ギドゥンドゥン」こと辻岡義堂アナウンサーは9日、中国に対する一番の印象は、「熱意」と「素晴らしさ」という言葉で表現した。新華網が伝えた。
テレビに登場して大会の様子を報じた際、自ら買い求めた「ビン・ドゥンドゥン」のピンバッジの数々を「披露」し、たちまち時の人となった辻岡アナは、大会会場にいた「ビン・ドゥンドゥン」の着ぐるみも見逃さず、人間と変わらぬ大きさの「ビン・ドゥンドゥン」を見つけるや、追いかけて行ってツーショット写真を撮り、うれしさを隠し切れない様子を見せていた。
「中国に来るとき、機内にダウンジャケットを忘れてしまった。スーツケースを受け取り、大型バスに乗り込む時に『ビン・ドゥンドゥン』を見かけ、その可愛さに魅了されて、ジャケット無しで寒いことなどすっかり忘れてしまった」と辻岡アナ。
「ビン・ドゥンドゥンのグッズは数えきれないほど買った。ピンバッジにペンケース、バッグ、服など目についたものは全て買った。一番のお気に入りはどれと聞かれても答えられない。日本人も北京五輪にとても注目している。ビン・ドゥンドゥンのグッズを欲しいと思っているファンも多いだろう」と彼は続けた。
そして辻岡アナの人気が沸騰したことで、多くの中国人からも関心が寄せられるようになったという。そんな中国に対する印象として、「中国の方が私を見かけると記念写真を撮りたがり、そういう時は一人一人が私に確認してから撮影する。中国人の礼儀正しさを感じた。また私が中国を訪れたのは今回が初めてだが、この数日間で中国人はポジティブで、明るくて気さくだと感じた」とした。
競技会場に向かう途中には、中国の大きさや奥深さも目のあたりにしたとする辻岡アナは、「張家口に向かう高速鉄道の車窓から見える景色は果てしなく広がっていた。長城も見えた。中国のこのような環境の中で五輪が開催されることは、非常に意義深い」と話し、彼の先輩は2008年北京五輪を取材した経験があるとした。そして「夏冬五輪開催都市」となった北京を素晴らしいと感じているとした。
辻岡アナは、「ビン・ドゥンドゥン」だけでなく、フィギュアスケートやアイスホッケーといった競技に注目しており、中国チームが今後の試合でも好成績を残してほしいとした。(編集KM)
取材を受ける日本テレビの辻岡義堂アナウンサー(撮影・王妍)。
「人民網日本語版」2022年2月11日