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北京冬季五輪、アイスホッケー選手が更衣室を絶賛しているワケは?

北京冬季五輪・アイスホッケー女子のスイス代表・Dominique RUEGG選手は、「ここの更衣室の環境は素晴らしく、ロッカーは選手目線の設計で、私たちアイスホッケーの選手の試合の時のニーズが満たされている」と絶賛した。人民日報が報じた。

北京冬季五輪のテスト大会「EXPERIENCE北京」の時から五輪本番まで、五棵松体育館の更衣室にあるロッカーが、選手の間で好評を博している。選手らから称賛の声が絶えない、その小さなロッカーはどんな独特なつくりになっているのだろう?

アイスホッケーは団体スポーツ競技の一つで、非常にアグレッシブでテンポが速く、防具は非常に分厚く、選手は装着するのに手間がかかる。加えて、スティックは長く、ユニフォームや手袋は乾燥させなければならず、スケート靴の刃を頻繫に研がなければならず、それらの要素が重なって、更衣室の設計や配置にはかなりの工夫が求められる。

リニューアルを経て、五棵松体育館には専用の更衣室が10部屋、試合用の更衣室が2部屋備えられ、選手が防具を着脱したり、インターミッションの時に休憩したりするために使われている。アイスホッケーの試合では、会場に到着してから試合が終わるまで、選手は同じ更衣室を使う。そのため、選手にとって、更衣室は試合中の「家」となる。

更衣室に入った時の第一印象は「広々としている」だった。アイスホッケーの選手は大柄である場合が多く、防具を装着するとさらに大きなスペースが必要となる。じっくり観察して見ると、更衣室の各ロッカーの高さや奥行きは一定であるものの、幅はコーチ用65センチ、選手用80センチ、ゴールキーパー用100センチと、3タイプあった。

ロッカーは工夫を凝らした設計になっていた。デザイナーは、選手から意見を集め、以前の更衣室の設計を改善したという。そのため、ロッカーは用具を保管できるだけでなく、イスや服掛けといった機能も備わっており、便利で使いやすいつくりになっている。ロッカーには、背もたれ付きで、座る部分がソフトなイスがうまく組み込まれている。イスはアイスホッケーの選手の身長や座る姿勢を考慮に入れた高さで、ソフトな背もたれの角度も選手の背中の形にぴったりの設計で、とても快適なつくりだ。

イスの下は、広々とした収納スペースとなっている。デザイナーは、昇降レバーと防音マットを組み込み、選手がイスの高さを気軽に調整できるようにしているほか、手を挟んだりして怪我をしないようにも気が配られている。ボックスの上には換気口があり、湿ったヘルメットや防具をそこの置いておくと、乾燥するようになっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年2月13日