2022北京プレスセンターが主催する「夏冬五輪開催都市のニューイメージ」をテーマに中国・海外メディアが北京各地に足を運ぶ取材プログラムの一環として、中国や海外のメディア36社の記者57人が14日午前、北京市鉄道交通指揮センターを訪問し、アジア最大の鉄道交通指揮調整ホールを見学した。北京晩報が報じた。
北京市鉄道交通指揮センターは2008年の北京五輪開催前にその運営をスタートさせ、その当時で世界において最大規模で、指揮する路線が最も多く、最もスマート化が進んだ鉄道交通網管理ターミナルだった。
記者たちを前に、職員は「北京初の地下鉄は1969年に開通し、今では27路線にまで増えた。総延長距離は783キロで、459駅あり、1日当たり1万本以上の列車が運行されている」と、北京の地下鉄の建設の歴史や成果を紹介した。北京の都市鉄道交通はすでに、同市の16行政区中の12区をカバーしており、その他の4区は、通勤鉄道がサービスを提供し、鉄道交通はすでに北京で最も便利な交通機関となっている。
「夏冬五輪開催都市」である北京の鉄道交通の発展は、五輪開催と密接な関係がある。2008年の五輪開催が決まった2001年、北京の地下鉄は2路線、総延長距離は54キロだった。しかし、2008年の五輪開催時には、8路線、200キロに増加し、今年の冬季五輪開催時には27路線、783キロまで増え、2路線には「五輪」の名前が入っている。ここ20年飛躍的に発展した北京の地下鉄は、「夏冬五輪開催都市」としての劇的な変化の象徴でもある。
その後、記者たちは同センターの一期指揮調整ホールを見学した。直径63メートルの円形のホールの真ん中には巨大なスクリーンが設置され、周囲の壁には13枚のスクリーンが扇形に設置されている。関係責任者は、「ここは北京鉄道交通の『ブレイン』。真ん中の大きなスクリーンには、鉄道網の各路線の運行状況がリアルタイムで表示されている」と説明した。
アジア最大規模で、指揮する路線が最も多く、最高レベルに集約化された都市鉄道交通ターミナルを目にした記者たちは、その運行本数など様々な疑問を浮かべていたようで、「現在、北京の地下鉄では1日当たり1万700本の列車が運行されており、ラッシュの時間帯には820両の列車が同時に走行している。1日の走行距離は214万キロで、赤道53周に相当する」という職員の説明を耳にした多くの海外の記者は驚きを隠せず、北京地下鉄の飛躍的な発展に称賛の声を上げていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年2月15日