2022年北京冬季五輪・パラリンピックメインメディアセンター(MMC)で今月17日、大会期間中13回目の定例記者会見が開かれた。現在注目の的となっている20日の閉会式は、開会式のシンプルなスタイルを引き継ぐほか、北京が世界唯一の「夏冬五輪開催都市」である点を際立たせる構成が組み込まれるという。
イタリアはどんな8分間を演出?
20日夜に開催される閉会式では、2026年冬季オリンピックの開催地であるイタリアにオリンピック旗を引き継ぐ「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー」も行われる。では、同セレモニーでイタリアのミラノ&コルティナ・ダンペッツォはどんな8分間の演出を披露してくれるのだろうか?セレモニーのリタ・カステリ芸術監督は、「ミラノとコルティナ・ダンペッツォは全く違う都市。ミラノは近代的な街で、未来を象徴しているのに対して、コルティナ・ダンペッツォは山に囲まれ、自然が美しい街だ。この2都市の対話、都市と山や川が私達にインスピレーションを与えてくれた。2つの異なる特徴のバランスを完璧に取って、調和させることで、持続可能という理念を伝えることができる。実際には、『地球にやさしく接し、人と自然の関係に関心を持ち、そのバランスを取らなければならない』というメッセージを届けている」と説明する。
2019年6月24日、2026年冬季五輪の開催地がイタリアに決まり大喜びするイタリアの関係者(撮影・徐金泉)。
カステリ監督は、「新型コロナウイルス感染症が拡大している今、中国に来て演出をするのはたいへんであるものの、冬季五輪の閉会式はとても重要な場であり、現場で演出することが非常に重要。またそうすることで、世界に向けて、『みんなで再び集まって、共に素晴らしい未来に向かって歩むことができる』という積極的なシグナルを発信することができる」と語る。
カステリ監督
コルティナ・ダンペッツォでは1956年にも冬季五輪が開催され、2006年にはトリノで冬季五輪が開催されたため、2026年の冬季五輪はイタリアでの3回目の開催となる。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年2月18日