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3つの北京冬季パラリンピック村が開村 48代表団が入村

2021年12月9日に撮影された張家口冬季五輪村(冬季パラリンピック村)。

北京冬季パラリンピックの北京、延慶、張家口にある3つの冬季パラリンピック村が25日に正式に開村し、48ヶ国・地域の代表団が相次いで入村した。中国新聞網が伝えた。

冬季パラは北京、延慶、張家口の3つのゾーンで行われ、ゾーンごとにパラ村が設置されている。いずれも冬季五輪村から仕様を転換して使用するもので、今月23日にプレオープンし、一部の代表団の先遣隊を受け入れた。

正式開村の当日、延慶パラ村は到着のピークを迎え、アルペンスキーに出場する中国代表団44人の入村が完了したほか、オーストラリア、韓国、日本など11ヶ国の代表団の選手と随行スタッフら計150人が入村した。

冬季パラ開催中、北京パラ村が提供するベッド数は1千台を超え、延慶パラ村が受け入れる選手・随行スタッフは500人を超え、張家口パラ村の受け入れ人数も700人を超える。

選手と随行スタッフの「ホーム」となるパラ村では、マンションタイプの宿泊施設、トレーニングセンター、娯楽センター、広場ゾーンなどの各部分で施設・設備がパラ仕様に変更され、臨時のバリアフリー設備も増設された。レストランはテーブルやイスの配置、料理や飲み物の置き方が変更された。広場ゾーンには車いす・義肢メンテナンスセンターが設置された。交通関連ではバリアフリーのシャトルバスが運行され、障害者専用の乗り場と駐車スペースが設けられ、専門のサポートスタッフも配置された。

張家口冬季パラリンピック村運営チームはバリアフリー施設・設備のチェック、冬季パラへの仕様変更、必要な点字や誘導標識の設置などの転換作業をすでに終えており、バリアフリー施設に欠陥や分断している箇所があれば速やかに整備・改善を行い、施設を向上させてきた。

同チームによると、「今後も気持ちを込めて念入りに準備したサービスで選手と随行スタッフお迎えし、世界各地からやって来た選手に北京冬季パラ開催期間中、素晴らしい体験をしていただきたい」という。

北京冬季パラリンピックではアルペンスキー、バイアスロン、クロスカントリースキー、スノーボード、アイスホッケー、車いすカーリングの6競技が行われ、78枚の金メダルが授与される。現在、48の国と地域の代表団に参加資格が与えられている。競技は3月5日に始まり、13日まで行われる。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年2月26日