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習近平国家主席がフィリピンのドゥテルテ大統領と電話会談

習近平国家主席は8日午後、フィリピンのドゥテルテ大統領と電話会談を行った。新華社が伝えた。

習主席は、「中国の対フィリピン政策は連続性と安定性を保ち、フィリピンとともに、中国・フィリピン関係が持続的に良い方向へ発展し、新たなステージへ絶えず進むよう推進したいと考えている。中国は引き続きフィリピンのニーズに基づいて新型コロナウイルスワクチンを提供し、特効薬の研究開発、公衆衛生の能力建設などの方面で協力を強化していきたい。ビッグプロジェクトの建設を推進し、貿易投資を拡大し、教育・文化などの分野での協力を推進していきたい。フィリピンの質の高い製品をより多く輸入し、中国企業がフィリピンで投資し事業を興すことを奨励し、フィリピンの現代化プロセスを支援していきたい」と述べた。

習主席は、「目下の国際情勢の発展が再度証明するように、地域の安全を軍事同盟の強化によって実現することはできない。中国はフィリピンおよび地域の国々とともに、共同、総合、協力、持続可能な安全保障観を堅持し、地域の安全保障の主導権をしっかりと自らの中に掌握し、この地域の平和安定局面を共同で維持し、人類運命共同体の構築を推進することを願っている」と強調した。

ドゥテルテ大統領は、「中国がフィリピンの新型コロナウイルス感染症との闘いにワクチンの支援を提供してくれたことに感謝する。中国はフィリピン国民にとって真の、頼りになる友人だ。フィリピンは中国とともに南中国海問題を適切に処理し、紛争を平和的に解決するために典範を打ち立て、地域の平和と安定を守りたい。フィリピンはASEANと中国との関係の発展のためにも積極的な役割を果たしていきたい」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年4月9日