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中国社会科学院、海外投資国リスク評価ランキングを発表

中国社会科学院は25日、「中国海外投資国リスク評価報告(2022)」を発表した。それによると、評価が最高だった国はスイスで、先進エコノミーの順位が全体として新興エコノミーをはるかに上回った。中国新聞社が伝えた。

22年のリスク評価の結果を見ると、低リスク国は18ヶ国、最高評価はスイス、上位10ヶ国にはスイスに続いて、ニュージーランド、デンマーク、カタール、韓国、ノルウェー、スウェーデン、アラブ首長国連邦(UAE)、ドイツ、オーストラリアが並んだ。中リスク国は68ヶ国、高リスク国は28ヶ国だった。全体として見ると、先進エコノミーの平均順位は22.1位で、新興エコノミーの71.3位をはるかに上回った。

同報告は、「先進エコノミーは経済の基礎がしっかりしており、政治的リスクが低く、社会の柔軟性が高く、償還の能力も高く、全体として投資リスクが新興エコノミーを下回る。中国は先進エコノミーへの直接投資が最近は明らかに反転し増加傾向にあるが、先進エコノミーの対中関係の評価点は新興エコノミーを下回る上、低い水準にとどまっていることを考えると、潜在的リスクは依然として存在する」と指摘した。

同報告は新興エコノミーについては、「その経済の基礎や政治的リスクの評価点における先進国との開きは依然として大きいが、長期的に見れば、新興エコノミーの投資ニーズ、とりわけ地域的な包括的経済連携(RCEP)域内の投資ニーズの増加にともなって、新興エコノミーは引き続き中国の海外投資で最もポテンシャルを秘めた投資先になるとみられる。現在、『一帯一路』(the Belt and Road)沿線国・地域が中国の対外直接投資の新たな成長源になっている」と指摘した。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年5月26日